2011-02-12 雪舞う夜に 夏の野の… #練習用 『雪舞う夜に』 生まれたときと同じ 雪の夜 ”今夜はずっと一緒だ”と はしゃぎ加減で言ったひとは しゃれた言葉を 言うでもなくて あっという間に 眠りについた 眠りそびれて ため息ついて ”ずいぶんじゃない”とつぶやいて その肩にそっと あごを預けた ”ねぇ あなたが教えてくれた強さを 私は どれくらい学べたかしら あなたがくれた やさしさを 私は どれくらい返せたかしら そんな言葉を 返したかったのに” ”しばらくは貸しだね” 閉じたまぶたが つぶやいた ぱらぱら雪の 音の中