『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

トマトな話(リターンズ)

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 トマトの種を注文しました。ミニトマトから、中型トマトに格上げ(?)して、今月末か来月初めぐらいには種を植えて苗を作り、去年のリベンジをしようと思っています。

 去年は、トマトの原産地のアンデスの土に特徴が近いという日向土と、普通の園芸土で作り比べましたが、思うような成果は得られませんでした。去年の異常な暑さの中では、どちらも一長一短。その反省を持って、今年のトマトを作ってみようと思っています。

 日向土は、とても排水がいいです。ですから、根腐れの心配はないけれど、それと同時に水枯れしやすく、根は園芸土より短いので、しっかりと根が張っていないということになります。その分、根から養分を吸収して育つ苗の成長が遅い(育てる場所と気候条件によるでしょうが、私のところでは、これがちょっとした痛手になりました)ということと、強い風が吹くところではかなりに倒れやすいというという欠点があるみたい。ただ、園芸土のより、やはり糖度は高めな気はしますね。

 園芸土は、水のコントロールさえできれば、日向土より育てやすいです。お値段も安いしね…。ただ、成長が早い分、ちょっと油断すると、取っておかなければならないわき芽(枝と枝の間に出てしまう芽。そのままにしておくと、ちゃんとした芽に成長が行き届かなくなる)がえらくはびこって、それからさらにほっておけば、ミニトマトジャングルになりかねない…という欠点があります。

 病気にも、日向土より弱い気がしますね。これは、挫折を知らずにするする~っと育った人が、一回の失敗で立ち直れないほどのダメージを受けてしまうのに似ていると思いました(なんちゅう例えだ…ーー;)。

 また、苗の種類もあるでしょうが、成長しやすい分、病気が入ると一枝くらいだめになるのはあっという間のようです。病気を見つけたら、ここまで大きくなってくれたのにかわにそうだ~(T.T)とか思ったり、もったいないわ~と欲に駆らたりしないで、ひとつ見つけたらその枝をばっさり切るくらいの割りきりが必要、ということを学びました。そうしないと、無農薬で作ろうとするトマトは全滅…ということもありえるみたいだというのも、今回わかったことです。

 幸い、一箇所そういうところを見つけたときに父の残していた園芸雑誌でそのことを知って、切り落としてやったことで最悪の事態は避けられましたが、一昨年何も知らず、なんとなく作っていたときの健康な状態は、天候に恵まれたこともあってのビギナーズラックだったのかもしれないな~と思ったりしています。

 そして何より、コンパニオンプランツとして植えたバジルが、これも園芸雑誌で見て試したことですが、暴れて大きく育たないように素焼きの鉢に植えてやったことで、実は成長が悪かった…ということがありました。そのコンパニオンプランツとしての役割にも影響があったように思います。それがあっての無農薬でしたから、これも誤算でしたね~。

 ということで、気温を見ながら種を植え、苗ができたら、日向土を1/3ぐらい混ぜた園芸土で育ててみようかと思うんです。枝の高さも去年より制限して(風の被害を防ぐためにも)、暴れようがどうしようが、バジルは同じプランターにそのまま植える。これが今年の方針です。

 …って、知り合いの小学生の子が、去年「そのまま作れるミニトマト」っていうキッドを使って、けっこういいトマトを作り、夏休みの宿題にしてたんですよね~。苦戦した私っていったい…ーー;。