『アントニオの歌』
真夜中の部屋
ゆるい ボサノバのリズムが
スピーカーから ながれてる
なにげなく 肩に まわされた 腕
いれてくれた コーヒーの 香りが
渦巻く 心を ほどいていった
どうしようも ないね
不器用すぎて
もう おちこむのは
おわりにした はずなのに
こらえきれずに こぼれる 涙
その肩で とめても
なにも きかないで いてくれるのが
うれしかった
何も いわないで いてくれる 腕が
あたたかかった
だれも 救えない
わたししか ない
わかってるんだよ
ほんとうは…
見上げる瞳 うなずくひと
甘えすぎてて 情けない
立直って みせるよ
ほほえんでみせる
だから お願い
いつも 心の芯にいてー