『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

迷信かどうかはおいといて~母の検診卒業!~

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 母の、医大での術後検診に行ってきました。おかげさまで、ほぼ順調な回復ぶりということで、今回で検診を卒業することができました。

 母が弁膜症の手術をする日に、病院近くの神社に「無事に手術が終わり、回復できますように」と、お願いをしておきながら、無事に手術が終わり、何回かの検診が終わっても、あれこれにとりまぎれてお礼に伺わず、その後ずいぶん遅れて友達とともにこの神社に伺った時に、、思いがけないことで頭にけがをして「個人的(つまり内輪な)流血騒動」を起こした…なんてことがあった所なので、今回はすぐ帰りに寄って。、大目にお賽銭を、そしてしっかり深々とお辞儀して御礼をしてきました。

 このところ、絵馬を仕事部屋に飾ることに凝っている(とはいっても、大した数ではないんだけど、なんか力をいただけている感じがする)ので、社務所に絵馬と母のお守りを頂きに行って、「母の手術の時に快癒のお願いをさせていただいて、元気にならせていただいたので御礼に…」とお話すると、「良かったですねぇ」、という言葉をいただき、それがきっかけで、期せずしてちょっと長め目のお話をすることになったんですね。

 そのお話というのは、こんなような話でした。まずは、絵馬のこと。絵馬をいただきたいとお願いすると、たいていは、、「ここで書かれますか?」という応対になりますよね。で、私は「いただいて帰ります」と答えることになります。それについて、「絵馬もお守り代わりになるんですよ」と神官さん。

 その場合、たとえば、お正月にいただいてきたりする破魔矢を飾るように、神棚にあげておくと良いのだそうです(ということは、私のように部屋のコルクボードにコレクションするようでは、お守り代わりになるかどうかはわからないですね)。

 そして、次にはお守りのこと。「お守りは、女性の場合、上半身…特に胸のあたりより上の方に常に身につけておくといいとされています」と言われました(常に身に着けてというのは、よく言われますよね)。「でも、常に…となると難しいですよね。どうやって身につけてたらいいんですか?」と聞いてみました。

 「昔は、帯や着物の衿のところに縫い付けたり挟みこんだりしたようだけど、今はねぇ。すこし前までは、そこにあるでしょ?」と、お守りなどが並んだところを指さされます。「木製の札にひもがついていて、これを首にかけておく…というのがあったんです。ただこれね~。常に身につけているわけだから、汗はしみ込むし、汚れも匂いもついて黒くなってくる。そんなのをずっとぶら下げているのは、女の人でなくてもなかなかの苦行ですよ。今は、常に持ち歩くバッグの中に…とかいうのが一般的ですかね。ただ、間違ってもこういうの(普通のお守り)は、財布には入れないようにして下さいね。お守りの中に入っているお札が違うんです。財布に入れるのは、それ用のでないと意味はありません」。「力をいただけない?」。「そういうことですね」。

 そして、その後にちょっと口ごもりながら言われたこと。「実は…、聞かれたこともあるかもしれないけど、どうしてもかなえたいと思うような願いがあるなら、枕の下にお守りを入れるというのがけっこう効きますよ」。思いがけない言葉でした。

 「いや…。やってみたんです、実は…。そういう話があるんで、どんなものだろう…と」。「おっ。面白い展開」と思ったので、「じゃ、叶ったんですね?」と聞いてみました。「驚きました。効きました、私の場合は…。それも、けっこう早く…。何を願ったとはいいませんが、特別叶いやすいことを願ったわけでもない。だから、裏技ということで…。偶然というか、迷信かもしれませんけどね」。そう言ってニヤリと笑われました。

 神官さんが、そういうのをやってみられた…というのがちょっとほほえましかったんですよね。でも、「どうしたら願いが叶うんですか?」なんて話をこちらから振ったわけでもないのに、そういう流れになった…ということは、母の術後、すぐお礼を言いに来なかった私にこつんと小さな「おしおき」をくださった神様だけに、「これ、やってみれ~~!」と、神官さんの口を通して神様から号令がかかったのかも~と、私のお守りもいただいてきたんです。

 明日シーツや枕カバーを洗って干して、枕の下にお守りを忍ばせてみるつもりです。ええ、やってみますとも!