
一応の収束が図られたげな、この前まで…、今もまだ…かな…。世の中を騒がせていた、あのグループのメンバーの騒動について、もう一回だけつぶやいておこうと思います。
まともな発言はないだろうとは思いながらも、テレビであれこれ語っていたマスコミの方たちの話をついつい見て(聞いて)しまったんだけど、それは、引っ掛かっていたことがあったからなんですね。あのグループを支えてきただろうファンの人たちのことを心配する声が、どこからも、何一つないことででした。誰かが心を寄せてくれるだろうと思って見てたんだけど、マスコミの人たちは誰も口にしなかった。それは、あの事務所のことだからといって口にすることをはばかるようなことでもないはずなのに。
CMのスポンサーがこうだから…とか、出演番組への影響は…とか、事務所の対応は…とか、テレビで語られるのはそんな話ばっかり…。私が見た限りはだけど、残りのメンバーを思いやる言葉はあっても、ファンについては一言もなかったですね。
誰が支えてきた? 誰に愛されて今がある? 本人たち以外で、誰がいちばん傷ついてる? 挙句の果てに、どれくらいの損害かですって? そんな話、内々ですればいい。
あんなつらそうな顔の会見を4人にさせることで、被害者がだれだかわからなくするどころが、ホントの被害者の人を追い詰めることになるかもしれない。そんなことはどうでも良かったらしい(一説には当時中学生だったとも言われている、本当の被害者さんを思うだけなら、外に向けての会見なんてしなくていい。会いたくないと言われるのなら、心からの言葉をつづった手紙でも送り続けるとかのほうが良かったはず。ついでに、あんな4人を見て、ひとりが抜けた4人を見て、バラエティに出る彼らを見て、テレビのこちらで笑顔になれるわけもない…。これは事務所の方針に向けての想いだけど))。
深く傷ついているだろうファンのことになんて、誰も触れもしなかった。ところが、そこに(ご本人たち以外で)触れた人が始めて出てきました。
「応援してくださっている皆さんが、下を向いてる時なのかなと思います。ファンの方々が上を向いて笑顔になれるように、頑張ってほしいと思います」。(微妙に言い回しが違うかもしれないけど、内容は間違ってはいないと思います)。
それは、昨年秋でその事務所を抜けた「彼ら」の末っ子君の言葉。新しい地図の3人でのCMの発表会で記者からのどう思うかの質問に、一つ一つ言葉を選びながら答えたものでした(これは、Youtubeで見ることができます)。原因は違っても、そうならざるを得ない状況の中で戦ってきた人の言葉。あのグループには幼いころから仲のいい人もいたりするようだし、心配していたのでしょう。そして、共同でのファンクラブ「新しい地図」を立ち上げたとき、いちばん上のⅠ君も言ってましたっけ。「(ファンの人たちの)心にあいた穴を、これから僕たちが埋めてあげなければ」と。
そこに思い至るのはあのグループならではなのかもしれません。いや、そこに至った人たちだから、今があるのでしょうか。そういうグループを、「自分たちの都合で終わらせた」事務所がいま、揺れているようです。
皮肉ですね~。「彼ら」の中の下の二人は、「たとえば楽園が壊れ去ってしまうとして それでも僕たちは前に進まなきゃいけない気がする」ではじまる歌を今歌っていますよね。その歌詞は、あのグループの4人へ(そしてファンの方たちへ)のエールのようでもあります。
「Kiss is my life』
どうしようもないようなことばっか うずくまる
そんなふうな思いに 身を囚われてしまう日々で
大きな渦に 自分の小ささ思い知らされる
そんなふうな思いに 身を囚われてしまう日々で
大きな渦に 自分の小ささ思い知らされる
きっと 僕たちは君に出会うために
今までの線を生きてきた
だから ここまで来れたんだ
今までの線を生きてきた
だから ここまで来れたんだ
どんなに辛いことがあったとしても
ほら 僕たちがここにいる
ほら 僕たちがここにいる
君は輝いてるよ 大丈夫だよ
(中略)
どんなにつらい 道が待っているとしても
僕らなら 歩いていけると思うよ
手を取り合って わかり合える未来へ
明日はもう ここにある
心から贈るキス