『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

いまさらの初参り

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 あれこれの理由で、実は初詣に行っていなかった私。実家に帰ってきた(もちろん一時的に)友達とともに、伯耆(ほうき)一ノ宮の「倭文(しとり)神社に行ってきました。そう。やっとです。

 あれこれの理由の一つには雪もあります。例年にない低温続きのために、だいぶ解けたとはいえ、まだ参道にはこれくらいあるんですね。ガイドブックによると、「正門から拝殿に至るまで10分」と書いてある出雲大社ほどではないけれど、それでもそれなりに長い参道のすべてを人2人が並んで通れるくらい雪かきされたのは、さぞ大変だっただろうなと、いまさらながらに感心&感嘆しながら参道を進み、お参りしてきました。

 それにしても、いつ来てもほんとうに心やすらぐ場所です。ホントに気持ちがいい。やさしいんです、気配が…。シタテルヒメさんの個性なのかなぁ。


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 古いお社。それに、特にきらびやかなわけではなく、むしろ鄙びているというか、中はこんな風にがら~んとしているんだけど、お正月をひと月くらい過ぎた今も、社内は清潔に整えられています。

 連休を利用しての旅のついでに、古事記ゆかりのこの場所を訪ねられたんでしょうか。県外ナンバーの車が二台。ゆっくりと参道を戻っていかれる、それぞれ2人連れの方とすれ違ったほかには、だれにも会わずゆっくりとしたお参りでした(もちろん、社務所には神官さんお二人がいらっしゃいましたけどね)。


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                            これは門の内部。



 新しい布のお守り袋になっていたお守りを頂いて、雪の参道を戻りながら、ふっと思ったこと。ほら、普通にお参りするのはいいけれど、神様のおそば近くでのお参りって、ジーンズや軽装はだめで、服装を整えていくこと…なんていうじゃないですか。実際、友達は出雲大社の本殿の敷地内での参拝ができる日に、ジーンズをはいていたために内部での参拝を断られた若い女の子たちを見たという話をしていました。

 でもね、それを言いたしたのは人間ですよねぇ。こちらが礼を尽くすと決めた…というか。神様はそこまでかたいことを思ってらっしゃらないんじゃないかと思うんです、心さえ……清ければ、と。





参考までに。
倭文神社について(過去記事)

シタテルヒメさんについて(過去記事)