『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

神様も万能ではない~その5~

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 何年か前、「彼ら」が某局の「○7時間テレビ」で、パーソナリティを務めたことがあるのを憶えてらっしゃる方があるんじゃないでしょうか。真夏の20時間以上、散々あれこれやったあとの40分間のノンストップのメドレーは圧巻でした。「武器はテレビ」というキャッチコピーだったその番組では、なぜか、「彼ら」の解散が何度も取り上げられていました。それがテーマだったと言ってもいいくらい…。
 
そこでは、「僕らは解散しませんよ」という結論だったんだけど、あの時すでに「彼ら」を解散させようという流れ(させられることになるだろうという噂)はあったのではないかと思えます。だからこその、あのテーマだったのではないか、と今は思えるんです(実際、15年には、そう言う話を聞いていたと証言するひともあり)。「彼ら」は、「僕らは解散なんてしない」という意思表示をしたかった。そのための「武器はテレビ」だったんじゃないか、と。
 
その時の番組の様子を残している人の動画を見ると、番組の中で末っ子君は、「(解散になったとしたら)自分たちの意志でではなく、『大人な人たち』の意志でだろう」と口にしています(もちろん、解散はないという前提、そして、フィクションとして、でですが)。そして、その通りのことが今現実になっている…みたい…。
 
どんないきさつがあろうが、仕事の範囲を広げ、これまでのどのグループよりもはるかに多い収益をあげ、事務所のイメージも上げ、まだまだ稼ぐだろうと思われたグループを、一説にはトータルで250億円以上の事務所の損失となり、日本全体(スマノミクスや、ファンの移動などによるもの?)でいえば、630億円くらいの損失になるだろうと試算する経済学者さんもいるグループを、解散に追い込んだらしいⅩさんの気が、私には知れないです。彼らについて、「育ててくれた事務所への感謝がない」とか書いていたところがあったそうですが、ほら、これも、です。そう言ってるⅩさん側自身に感謝がないでしょ?
 
ただ、ちょっと引っ掛かることがあるんですよね。あの見事なノンストップライブをやった頃から、「彼ら」が解散させられるかもしれないと思い、「自分たちは解散しない」という意思を持っていたとしたら、それを食い止めるための方法を「彼ら」は探そうとしなかったんでしょうか。それほどのおバカじゃ、第一線で30年はやってこられないと思うんだけど(つまり、考えられるだけの話し合いと準備はしていたんじゃないかしら)。
 
実は、保身を図っていち早く残留を決めたと報道された年長K君は、その頃からの「彼ら」のひそかな話し合いの上で、「そういう役割」を請け負ったのではないかと、私はちょっとだけ思っています。家族もあるし、恩義ある事務所をやめられないと、残ることを決めたと言われた彼は、かつて、結婚よりずっと前に独立を申し出て、Ⅹさんと戦った過去を持っているようです(賃金闘争で、ですが)。そして、残ることと引き換えに給料を歩合制にさせ、それが元になって、他の人も歩合制になっていったというんですね…(他にもう一度、独立を企てたことがあるという話もある)。それは、事務所に感謝して残ることを決めたという人の行動と、ちょっと違うように思えます。
 
そういえば、彼の結婚の時、Ⅹさんは大激怒。大反対されたために、元のマネージャーさんが何度もとりなして何とか穏便に結婚できた。つまり、「元マネージャーさんは大反対したけれど、Ⅹさんが応援してくれて結婚できたから、その時のことを恩義に感じて残った」…と御用週刊誌が書いていたようだけど、実際はまるで逆だった…というのもありました。彼は果たして本当に、みんなを裏切って(?)そんな事務所に残るくらいの恩を感じていたんでしょうか。
 
話は少しずれるけれど、あるとき私は、どんなことでも「誰かを声高に批判する人」は、言い出したようなことを「必ず自分がやっている」…ということに気づいたんですね。この件も似たようなものです。それを言われたらいやだというか、自分が気になっているから、だれも聞いてないのに、わざわざそのことを自分から持ちだして嘘をつく。
 
前にも書いたけど、彼らは取りあえずは、一般サラリーマンとは違います。「お金なら持ってるぞ状態」ですから、「子供が路頭に迷ったらどうするのと、お嫁さんに責められたから残った」…というのもどうかと思う(ほんとにそうなら、奥さんは旦那さんを、その程度の存在でしかないと思っていたということになりますね…)。それに、映画が大ゴケだとか、裏切りものだとか、イメージを下げるようなことを書かれても、Ⅹさん側はその記事を止めようとか、他のことで挽回させようとかしなかった。つまり、彼を守る気は元々なかったということです。むしろ内心では、「ほら、見てごらんなさい。(年かさK君は)もうだめ。今はもう○の時代なのよ」とでも言って、高笑いしたいくらいだったりして…。
 
最初から残ったというのは、干されずにすむからだという報道もあるけれど、その理由で、何があっても30年近くの間共にあった他の4人を犠牲にするほど、馬鹿には見えないんですよね、彼(馬鹿というのは、私の感じ方です。悪しからず)。

最初からの詳しいことを知っているわけじゃないし、実はちょっと好きじゃない部分もあるんだけど、そういうやつが見ても…。となると、「彼ら」という名前を守るために残ったというのが、一番近いのかなぁと思ったりするんです。残ることを決めた彼なら、その名前を守れる。そして、「彼ら」が本気で動きだすまでの「時間」が稼げる。
 
リーダー君にも残る理由はあった。彼は、いくつもの番組を持っています。そこに携わる人も多いわけですから、退社したことで、末っ子君の土曜の番組のようなやり方で番組を潰されると、影響を受ける人は数知れないですよね。末っ子君が番組の最後で言ったように、「ずっと一緒に仕事をしていたいと思っていた人たちに迷惑をかける」ことになってしまう。すぐには動けないというのが正直なところではないか…と思えるんですね。

年かさK君じゃなく、ホントはいちばんの裏切り者だなんて言われても、彼もやはり、仕事を上手に整理し、移行させていく時間が必要だったんじゃないかしら(事務所は、どんどん新しい仕事を受けて、彼を働かせて儲けたいようだけど)。さもありなん…です。そして、これまでどんなトラブルも納めてきたらしい、彼にはもう一つ、たくらみがあるんじゃないかしらと感じられるんです。それは、多分だけど―「彼ら」の復活-。(続く)