『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

太いパイプを使おう!~めざせ!成功(?)その4~

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さて、「成功している人は、なぜ神社に行くのか」という本についての前回の記事で、「それぞれの神様がつながり合っている」とお話しました。「お稲荷さんならお稲荷さんが(というか、全国に同じ名前を持つところなら)、近くのところにお参りすれば、願いは伏見稲荷に(本元に)それなりに届く」。ここまでは、OKですね? 


 このあたりが、前の記事で書いた、「それなりに」ということにもつながるわけですが、大抵の方は、神社に足を運ぶって、初もうでの時か、旅行に行った時(その土地のビッグネームの神社に行く)ぐらいだなぁ…という方が大半なんじゃないでしょうか。これではね…、著者によると、どうも「それなり」どまりらしいんです。


 神ネットにアクセスするために大切なこと。それは、まずは地元の神様との信頼関係を築いておくことなんだそうです。ここがしっかりしてないと、「それなりに」でしかない。通信速度が安定していない(もしくは、遅い)ネット環境のようなものらしいんです。


 地元の神様と言っても、大事にすべき神社は三社(あるいは、二社)。ひとつめは、今の地元ではないかもしれないけれど、自分が生まれたところを守ってくださっている神様―「産土神(うぶすな)神」です。この「産土神」への感謝が、後押しをいただけるポイントだと著者は言います。


 自分が生まれたところに何ていう神社があるのかわからなかったり、今いま行けないという場合にも心配はいりません。 「産土神」は、生まれてからずっとそばにいてくださるものなので、「産土神さま、産土神さま、産土神さま」と三度呼びかけると、さらに寄り添ってくださるんだそうです(何で3度なんだろう…???)。そこで、「いつもお守りくださいまして、ありがとうございます」とだけ唱えればOK! そばにいて下さってるから、名前どころか、今何に悩んでいるか…とか、体の調子が悪い…とか、そういうこともご存知。だから、すでにご加護がいただけているとして、感謝するだけでいいらしいんです。


 言われてみれば、自分がそばにいることを、そして、その人を守っていることを、ちゃんとわかって感謝してくれる。産土神さまにとって、そんな人は可愛いに決まってますよね。この方法で、実際のお参りと同等とまでは行かなくても、ちゃんとご加護がいただけるんだそうです。


 二つめの地元神は、「鎮守」さま。今住んでいるところを守って下さっている神社です。この、鎮守の神様には、どんなに愚痴を言ったり、弱音を吐いたりしても大丈夫なんだそうですよ(言っちゃえ、言っちゃえ! 自分の中に溜めちゃだめだよ…)。 というか、ネガティブな気持ちになってる時は、鎮守の神社にさっさと行きましょう(気持ちが晴れるから)…、なんていうようなことも書かれています。


 そして、その二つ以外にある、もう一つの地元の神様。それは、今学生さんならその学校のあたりを。今はお勤めという方なら、職場のあたりを。そこを守ってくださっている神社です。一日の中のけっこうな時間を過ごすわけですから、生まれたところ、今住んでいるところと同様に、ある意味の「地元」みたいなものなんですよね(家でお仕事をされている場合は、産土神さまと鎮守さまの2社だけでいいことになりますね)。


 こういう地理的に縁の深い神社には、(自分にとって)太いパイプがあるんだそうです。ですから、たとえば、ビッグネームの神社に縁あってお参りする前には、「いついつ、○○神社(○○大社でも)に参ります。どうぞよしなにお取次ぎを~♪」とか、まず鎮守さまだけにでも根回しに行く…。そして、帰れば、「おかげさまで、無事に行って来られました。ありがとうございます」とかご挨拶に行く。


 もとから太いパイプに願いを通して、根回しをするわけですから、「あちら」にも伝わりやすい。まして、「スキマ」を持って「行ってきます!」とごあいさつに行き、「よしっ! 行ってこい!」と、神様の気持ちを「スキマ」に突っ込んでもらってるから、あちらに行っても、「大神様、この間の話のは、コイツです(おいおい)」と、地元神さまからご紹介があるか、地元神さまがいらっしゃらなくても、名乗れば、「どこどこの誰々? ああ、聞いとる、聞いとる。よし、よし。任せとけ」となるんでしょう。それなら確かに、連携はスムーズですよね。


 前のところでもお話しましたよね。こうやって、人脈ならぬ、「神脈」を作ることは、「ネットワーク強化」につながる…って。それはこちらのためになるばかりではなく、神様への貢献にもなる…。神様に貢献できるって、何か嬉しくないですか? 


 地元の神様と仲良くして、その神社と自分のネットワークを強化する。そうすることで、地元の神様と、おおもとの神様とのネットワークを強化する。さらに、そうすることで、神ネット全体のネットワークが強化される…とすれば、毎月鎮守さまにお参りに行ってる、そこのあなた あなたはあっちこっちに相当太くなったパイプをお持ちかもしれませんよ


 


さて、次はお参りのあれこれに続きます。



※画像は、島根の熊野大社です。