『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

今回の出雲大社はちとちがう…

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 また、母の検診のあと、出雲大社を訪れました。今回訪れた出雲大社は、緑のグラデーションがとてもきれい…。桜の時期もいつもより早かったので、周りの山々も参道の周り―参道の周りは勢溜(せいだまり)と呼ばれます―も、一面に深い緑になっているだろうと思っていたんだけど、いい意味で予想は外れ、若い緑から深い緑までを十分に楽しめました。「生きる勢い」にあふれている感じでした(色がきれいに写っていないのが残念です)。

 実はね。ふっと目についたものがあったんです。これ↓

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「どれ?」って聞きます? なんか、突っ立ってるでしょ? 

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 そうそう。これですね。鳥居をくぐってあたりを見渡すと、広い境内の中でも案外目につきますから、近づいて熱心に眺めたり、写真を撮ってらっしゃる方もありました(影の声「あんたもね」)。いえ。私は望遠です…って、撮ってるのは同じですが…。

 この方は第80代の宮司で出雲大社教初代管長の千家尊福さんの銅像(高さ約2メートル)なんだそうです。なんでも、明治時代に、埼玉や静岡、東京などの府県知事や、大臣を務めてらっしゃる方のようです。「と~しのは~じめのためし~とて~♪」って歌う『一月一日』って歌がありますよね。あれを作詞した方でもあります。いろんなことに尽力をされた方なんですね。

 歩きなれた参道です。

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 ただ、行かれた方はご存知かもしれないですね。結構傾斜のある参道なんです。それも下り…っていうのは珍しいそうですが、今回のように「夏の気温」の中では、鳥居か普通に歩いて10分といわれる拝殿や後ろを巡ってからの戻り路は、ちょっときつい(あっつくて、歩くのがいやになる)かもしれないですね。まっ、団体さんは駐車場から入れますから、ここを歩かれることはないわけですが…。

 そうそう。前にも触れたことがあるンだけど、ここを下っていく右側に、「祓所」と呼ばれる、一番最初に、境内に入っていく心と体を清めるためにお参りするところがあるんですね。実は今回、そこで思いがけないことに気が付いたんです。

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 これです。「瀬織津比(せおりつひめ)」さまってあるでしょう? 実は、鳥取の東部になるのですが、ひょんなことから興味をひかれた神社がいくつかあって、そのことごとくがこの神様に関係しているんです。それで、その名前を見てびっくりしたってわけ。見ていたはずなのに、興味を持って見ていなかったというのは、こういうものなんですねぇ…。それにしても、この方が末社って… でも、毎回この方にお参りしていたんだと思ったら、ちょっと嬉しかったりもする複雑な感情……

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 いつものように、幸霊(さきみたま)奇霊(くしみたま)を、ちらりと眺め……。手水を遣い、一礼してから景気づけに、「お金が入る」という噂のある鳥居を触り……()。

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 拝殿にお参りし……。(画像は、本殿の飾り彫り)

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 本殿前で、また手水を遣い…。例によって、本殿裏をぐるりと回り……とやってるうちに、思うことがありました。いや。すごく空気がカジュアルなんです。前に何度かここで感じる空気の話をしてきましたが、今回ほんとに気安い空気が漂っていました。すごく楽…。

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 私の好きな場所。スサノオさんがおさまってらっしゃる「素鵞社(そがのやしろ)」(上の写真に見えるお社)のあたりなんて、もっともっとです。もう、楽々を通りこしてワクワク♪ 

 なんなんでしょうね。この感じ。見えない、そして、あれこれは感じない私には、とんとわかりません。とにかく、ワクワク~♪

 そうそう。実はさらに驚いたことがありました。とてもくぐれないのに…とこの前お話した「素鵞社」の周りが、楽々後ろを回れるように整えられていたんです。いや、これはびっくりでした。それをもって、このお社の遷宮の改築(?)が終わったのかもしれません。

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 さて、今回一番の驚きは…。行く前に知ったのですが、NHKで、放送開始だか終わりだかに、日の丸がはためいているシーンが流れてたじゃないですか。あれって、ここのこれなんだそうですよ。

旗の大きさは縦9m×横13.6m(畳75畳分)。でっかい!

今回、いろんな「へ~~~」の大社参りになりました。