『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

とりあえず両参り

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 出雲大社(正式には大社―おおやしろー)の、神在祭に行ってきました。実は、強行軍で美保神社にも行ってきたので、とりあえずいちばんお蔭がある…といわれる「両参り」になりました。万歳!

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                           美保神社…の鳥居

 美保神社にも、多分「両参り」だな…という感じの方が多いらっしゃいましたよ。それも、割と若い人です。「両参り」がいいというのは、けっこう広まりつつあるのかもしれません。とても、遠いところなんですけどね。

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 美保神社については、前に記事にしたことがあるので、あれこれは割愛します(…って、またちょっと関連したことに触れるかもしれないですが)。そんなことを言ったら、出雲大社についてもずいぶん書いているので、今日は、まえとちょっと違うぞと感じたことを書いてみようと思います。

 出雲大社が遷宮を迎え、来年までにすべてのお社が、きれいに改修されつつある…というのをご存知の方もあるだろうと思います。たとえば、ここ。神在祭で全国からいらしている神様のお泊りになるホテルである十九社も、前回訪れた時はまだ工事中だったのですが、今回はきれいになって、神様方をお迎えしていました。


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 いつもは閉じられている扉も、神在祭の時は全開となって、御簾が掛けられています。お供えもありますね。

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 本殿裏にある、スサノオさんさんのお社である素鵞社(そがのやしろ)も、工事が終わっていました。ツキヨミさんに惹かれているのに、最近、スサノオさんゆかりの所にばかり縁があって、スサノオさんびいきになっている私は、パラパラする雨もやんで黒い雲が去り、薄日が差してきたこともあり、「スサノオさん、お写真撮らせていただきます!」とご挨拶して、パシャパシャパシャ

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 小さなお社なのですが、このあたりは私の大好きなところ(何か、気持ちいいところ)なので、ついついノリノリになってしまうんです。そんな調子でカメラを構える私の耳に聞こえてきた、ウンウン唸るような声。ぎょっとしたんだけど、↑の写真でわかるように、この後ろは山ぎりぎりに建てられているのに、そのお社の後ろから、40代くらいのスーツ姿の男性が必死に出てこられたんです。そのあと、ガイドさん付きで来られた方があって、そのガイドさんの声が…。「後ろですか…。回れないことはないですが、かなり大変ですよ」。その通り! さっきの方、前に出てくるのに、ウンウン言ってらしたんですから…。スーツがどうかなってしまってないか、心配なくらいにぎりぎりだし…。

 実は、そのあたりから、ちょっとおかしいな…と感じ始めていました。いや、おかしいというか、今回と前との違いを感じだしたんです。

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 前回来た時は、縁結び目当てだろうと思える若い女の子がすごく多いと感じたんですね。ところが今回は、年配の人と、母娘連れ含め親子連れが増えていた…。これはまぁ、いいんです。気になったのは、男性一人とか、スーツ姿の複数の男性連れ…という、これまではあまり見慣れない方たちが多くいらしたこと。それも、偶然写真の一部に写っていたので使わせていただいたんだけど、↑の写真の男性の様に、もしくはそれ以上の最敬礼で、真剣にご挨拶される若い男性方が増えていたんですね(一人旅風はカジュアルな服装で、20~30代くらい。スーツ姿の方は、20~40代くらいの感じかなぁ)。

 とにかく、団体旅行感満載の方のあっさりした感じとは、好対照でした。私の様に、一般的に回る人はともかく、本殿近くで御祈祷を希望される方は、正装とは言わないまでも、一応スーツとかきちんとしたスタイルであることがお約束となっていますから、スーツ姿の男性方は多分御祈祷を受けられたんでしょうね。それに、素鵞社は、実は本殿以上にパワーがある所だと言われる方もあるようだけど、今まで、お年寄り以外は、わざわざ、あんなせまい後ろまで回ったり、熱心にお参りする男性を、私はこれまでほとんど見たことがなかったってことに気が付いたんです。

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 何なんでしょうね。この変化…。まっ、信心深いってことは、いいことなんだろうけど。

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参道にある石灯籠。下の方に、波の中を行くうさぎが彫られています。因幡の白兎ですね


 まっ、それはいいとして…。両参りしたんだもん。いいことありますように~





美保神社と両詣りについて、さわりだけご説明。