『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

3日目の楽しみ…

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 K君の、10周年記念&感謝の47都道府県ライブに行ってきました。場所は、米子の小さなライブハウス。大体、マッチ棒やゴマ粒でアーティストを見ることが多いから、とっても新鮮でした。近い…というか、すぐそこじゃない

 エレキピアノの弾き語りで進んでいく中、時々そこにアコギ…、アコースティックギター(もちろんギタリストさんの)が加わる…というシンプルなライブ。

 バンドじゃないライブは、初めてでした。そうそう。ハーモニカと、「入れるといいかもと閃いて、急きょ今日(楽器屋さんで)買った」というピアニカ(それも、学童用)もあったな…。ピアニカ(それも学童用…。しつこいか)って、こんなにブルージーに歌う(!)んだ…って、ちょっと感動モノのびっくりも味わいましたよ。

 ライブの楽しさは、熱…ですよね(「あの子」のも、ある意味ではライブでしたよね?)。徐々にヒートアップしていく熱。進むうちに、段々とおしゃべりものってきて、「これを歌いたくなったから」という理由での曲変更や、すんごく楽しいからと、しばらくの間続けさせられたコーラス…。「予定のは終わったから、ここからは別料金でもいい?」というジョークで始まった、その場で曲目を決めたさらなるアンコールなど、そこにいる者だけが味わえる熱が、そして歌が、演奏が、おしゃべりが、本当に楽しくて…。いいライブでした。


※コーラスが続いたのはこれだけど、この動画は以前の、それもコンサートでの、バンド編成でのものですね。


 とにかく、ほんとにうまい! どんなタイプの曲でも、器用すぎるくらい。いや、歌を歌うことを生業とする人に「うまいですね」というのは、ちょっと違う気もしないではないけど、彼はとにかくホントにうまいです。あれだけのパワーで、47都道府県のうち、45都道府県をこなしてきたにしては、声も飛んでないし…。なにより、歌で、そしておしゃべりで感じる、ハートがいい。

 それがどうしたって話ではあるんだけど(これは、赤ちゃん誕生の話のときに使った、ご本人の言い回し)、待望の赤ちゃんが誕生した喜びの中でも、正直に言って、今かなりつらい面があると思うんですよね。国と国の問題で…。元々日本のレコード会社に所属し、日本人の中で生活し、日本語で曲を作り、夢でさえ日本語で見ながら歌を歌ってきた彼なのに、何とかブームとかいう、彼とはまったく関係のないところで繰り広げられていた狂騒の反動さえも彼に降りかかるというのは、とても理不尽に思うけれど。

 それでも彼は、この国を「ホーム」として歌っていくと言うし、私はこの夜、その歌を、そのおしゃべりを楽しませてもらいながら、声の中で感じられたハートをひそかに応援していこうと、心から思ったのでした。いや。そんなことほっといても、とにかく気持ちよかったなぁ…。


※この曲が聞けたらいいなと思って出かけ、変更されたおかげで、聞けたのがこの曲。





 
 画像は、ライブが終わって、スマホの電源を入れた時に撮ったステージです。そういえば、いろんなコンサートなんかとは違って、なんのチェックも注意もなかったなぁ…。