『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

引き算の美…になる?~水鏡レポートその1~

 前の記事で、母の手術中に本を読破したと書きました。長くなるのがわかっていたので本屋さんで見つけてきた2冊の本を持って行っていたんですけど、読んだのは1冊だけ。それも半分上の空という感じででした…。実は、控室に置いてあった東野圭吾さんの本もちらりと開いたんですけど、読み続けることはできませんでした。
 
で、読破した1冊がこれ↓
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私が時々言う、本屋さんで最初に目が合った本は、見たときは関係なさそうでも、読んでみると必ずその時の自分に役に立つことが書かれているからとにかく買う…という、あの法則で買った本でした。
 
そのときも、上の空ながら、へ~~~とは思ったんですよ。たとえば、化粧水は、硬水がほとんどの欧州で生まれたものなんだよという話。今こそ、軟水の水道水が使えるけど、昔はその硬水で洗ってるとガサガサになるから(入浴の習慣も日本のようではなく)、それによって香水や化粧水ができた。昔それらの国の人たちは、高いお金までだして軟水を買い、きれいな瓶に入れて肌につけていた(日本はほとんどが軟水)という話とか…。
 
それ以上に、肌のバリアを破壊したり、保護しすぎてむしろ刺激してしまったりするものを排除し、自己回復力に任せることが本当はベスト。年齢は関係なし。それを実践すれば、80歳くらいまでマシュマロ肌でいられる…ということばはしっかり頭に残っていて、母が退院したらやってみようと思ったんです、その時。
 
この方法をやったことがあったり、知ってらっしゃる方もあるでしょうか。基本は、つけない、こすらない、洗いすぎないの3つなんですね。つけないとは、化粧品をつけないという意味です。基礎化粧品からしてつけない。パックなんかもしない。
 
肌に自信がないうちは、「勝負の時」は別として、ワセリンを下地代わりにつけて、パウダーファンデーションなら使っていいけど、後はポイントメイク(これはいつでもOK)だけにとどめること。それでも落すのにクレンジングは使わず、純石鹸を使って泡立てた泡で落とすのがお約束です。
 
とにかく、水洗顔が基本。水洗顔も、ごしごしと肌をこすったりせずに、手に掬ったぬるま湯に近い水を肌にあててそれを肌に押し込むというか、肌につけた手を押して緩めて…みたいな洗い方を繰り返すんですね(純石鹸での泡洗顔も同じ)。タオルでふくときも、こするのではなく、抑えて水分を吸収させる。これが、こすらない、洗いすぎないということだそうです。
 
唯一、つけてもいいものはワセリン。さっきも言ったように、化粧下地代わりにしたり、顔などの乾燥したしたところにワセリンを(それも精製されて、不純物を排除したものを)、米粒半分くらい掌に取って広げて、やっぱり抑えるようにしてつけてもいいんです。
 
やっと母が退院して、取りあえず使わないもの(基礎化粧品から、ポイントメイク以外のメイク用品)をしまい込み、実際にやってみることにしました。まだ暑さになれない時期の、30℃続きの暑いさなかに始めましたから、外出で汗をたんとかいて、お化粧が…@@;…的なはずかしい感じになりつつ…、それも、お化粧してもクレンジングも洗顔料も使わずに、純石鹸をしっかり泡立てて顔に押し付ける、緩めるを続けるだけってあなた、それじゃ落ちないですから~と思いながら1週間余り…。
 
何かね。段々すっきりして、白くなってきてるんです、肌が…。そんなに厚塗りしてなかったんですけどね、私…。実際の話、純石鹸を泡立てて、その洗い方で、お化粧は落ちますね。驚きました。暑い時期には、起きたら少し脂っぽくなっていた小鼻の辺りも、皮脂が少しずつ減っていくように感じます。唯一普通につけていいという唇のワセリンで、荒れがちだった唇がホントにきれいになってきているし…。リップクリームでも限りがあったんですよ…。
 
そんなことなので、ホントにしっかり良くなるのか半信半疑ながら、日焼け予防にワセリンベースの日やけどめを加えて、しばらくこれを続けてみようと思います。何より、一週間ほど続けてみて、その方法で困ったことは、外での一回だけ。段々落ち着いてくるみたいです。家での肌の手入れは、とっても楽ですから…。ほんとに楽…。
 
いや。知らないことって、いっぱいあるなぁ…。