『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

オンリーワン

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 切なく唖然とする海での大事故の話に隠れていましたが、数日前、「ズームアップマイク」なる、世界でオンリーワンのものが開発されたというニュースがありました。

 100本のマイクロフォンと、12個のパラボラアンテナみたいな反射板からなるもので、その反射板の前にマイクロフォンを置いて集音した音の中から、約20メートル先の狙った音までクリアに取り出すことができるようになったんだそうです。

 これまで、遠くの音を拾うためには、3メートル先の音までを拾えるガンマイク、6メートル先の音まで拾えるパラボラマイクというのが限度だったのが、20メートル先にいる隣り合った二人の会話はもちろん、カメラもついているので、それで見える範囲なら、多くの人の中からカーソルでこの人とこの人と選んで、余計な音をカットし、その二人の話だけを集音することも可能になった、ということらしいんですね(もしかしたら、聞かれては困るような話まで聞かれてしまう心配も出てくるかもしれませんが…^^;)。

 これがどういうことに役立つかと言えば、車のカーナビの音をもっとクリアに聞こえるようにする…とか、騒音が大きく広いところで会話しなければならない職業の人の助けになるということもあるようですが、スポーツ中継に威力を発揮できるだろうというんです。

 たとえば、フィギュアスケートで、コーチが選手に何か話しかけている…なんてシーンをよく見かけますが、あんなのも簡単にクリアに拾うことができますし、野球やサッカーなどの試合の中継の時にも、あの選手が何を叫んでるか…なんてこともクリアに拾えるようになるんだそうです。つまり、より臨場感が増す…ということみたいですね。

 まだかなり大きいようで、設置しやすくするために、これをさらに小型化する取り組みとともに、50メートルくらい先まで集音できるように技術を高め、東京オリンピックで役立てたい…という考えのようです。

 ところで、このマイク。大きな会場での会議の質疑などを、マイクを使わずにクリアに聞こえるようにする…とかいうのも、当然得意なんです。そういう場所って、いる所によっては話を聞きにくいし、マイクの音割れなども不愉快なものです。それが、スムーズに、そしてクリアに聞こえる。これはいいですね…。となれば、コンサートなんかは、どうなんだろう。えっ? ええ、ええ。もちろん、それにも使えますよね^^(と、勝手にわかってもらっているつもりで言う)。

 NTTさん、頑張ってくれてますね^^