『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

選ばれしものの道

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わかる人だけにわかる話ですが、このところの混乱で、整理できなかった頭が、あんまり思考を使わないことにしようと思ったとたんに、突然すっきりとまとまりました。
 
まず、最初はちょっと思考を整理していきますね。次々にたくさん出てきた報道の内容ですが、これ、どこまでがどうだか全然わからないですね。だから、全部なかったことだというんじゃないんです。たとえば、最初の某女性誌の記事。読んだ方は公知や某スポーツ紙の内容からそれと同列で考えてしまうわけですけど、私がいちばん白けたのはこれでした。さも本当のように書かれている事々は、その話が「公になったのより前に」書かれていなければ、そのタイミングで店頭に並ぶはずがないものだったからです。早すぎるんです。普通ではあり得ない早さなんです…。
 
つまりその記事は、「誰かの言葉や想像が、本当のことのように書かれた記事」か、もしくは、「リークされた記事」だということになります。
 
もし用意されていたものだったとしたら、その内容は、「都合のいいように、物事を、そして人を動かそうとして書かれたもの」…ということになります。それを仕掛けたのは誰かはわかりませんが、私は、その「都合のいい嘘」がわかった段階で、かなりのショックを受けました。はっきり言うと、なめられてると思いました。それがさらに混乱に拍車をかけたというか、どよ~んを重くした重石になりました。
 
まっ、それはともかく、そういう記事ですから、内容に信用性はありません。更に、あちらの記事たち…というか、あちらのマスコミがどれだけ偏見に満ちたことを書いてきたかは、これまでの経験でよ~くわかってますよね? それにどうして煽られる! どうして全部信じる!(と、実は自らにも言っている。そう言っといてなんだけど、新作の情報がもたらされるとすぐにときめく…。反省…)。
 
こうであろう、こう考えられる…。そんな意見や作文はいらない。事実だけでいい。いらないものをのけていけば、すごく簡単な経歴だけになるはずです。だからこそ見えてくるものもある。ただ、「そういうこと」でしかない。たぶん、はっきり言える事実は、わずか数行のことでしょう。
 
さらに、「あの子」のことを知りたくて、果ては、あちらの経済や序列などのあれこれまで学ばせてもらいましたから、「この状況」を進めることは簡単なことではないというものも、はっきりとわかります。万が一、運よく進めたとしても、ある意味で自分を押し殺して生きていかなければならないような道になるだろうということも、たやすく理解できる。こちらなら、そんなことはないんですけどね。それが「あちらの方程式」です。例外はない。そして、マスコミはそれを煽って楽しむのでしょう。いろんな角度から見ると、そう思える。哀しくなるくらいです。もちろん、ご本人が望むならそれでいいわけですが、私には素直に応援しますとは言えないです。
 
さて、これから先の話は、ちょっと宿命とか運命とかいう話になるので、その手のお話がお嫌いな方には向かないと思います。「あっ、そういうの嫌い…」って方は、ここからは無視してくださいね。
 
その宿命とか運命の話というのは、「あの子」は、「自分の思うように」成果を見せてきた人ではないという話から始まります。まず、進学の失敗から始まって、あちらの国の人は必ず通らなければならない道のこと。そして、監督になりたいと思いつつ(?)、俳優として大きなパワーを持ってしまったこと。そして、それは日本からの思わぬ熱烈な想いを寄せられることにつながりますよね。
 
何てたって、愛称で呼ばれる彼の名前は、こちらではかなりの年輩の方でも知っていますから、よその俳優さんとしては、とんでもないネームバリューを持っています。そして、「最初のメッセージ」の人ことについても…(それ以外にもあったかもしれませんが)。撮影での怪我や病気などもありますね。もっともっとあるかもしれない。
 
それらは、彼は挫折だったと思っているかもしれないけど、彼に思わぬ成果をもたらしてくれてはいませんか? 受験に失敗しなければ、映画監督になりたいと思ったでしょうか。今の彼はあったでしょうか。あの大きなけががなければ、あの美しい本を書くことができたでしょうか。どれにも、理屈を超えた道が開かれていたように感じられるんです。
 
「きっと彼には、彼にしかできない役目があるから、ここにもたらされたんだろう」というようなことを言った人がいます。私にもそう思えます。だから、彼がその道から外れようとしたとき、彼に負荷がかかり、失敗することになるのでは、と、ふっと思ったんですね。
 
大変な努力が必要だとしても、彼にとって物事がうまくいく時、それはそこから外れていないとき。彼にとって努力してもどうしようもない負荷がかかるときは、そこから外れているとき。そういうことかもしれないなって…。
 
私は、彼の天職は俳優だと思っています。感じています…かな。それは、この前書きましたよね。案外ね、本当の道の上に戻れたなら、「ああ、なるほどね。そう来たか~^^」という結果になるんじゃないかと思えるんです。これまで、そうだったでしょ? ずっと…。
 
今もし、自分を見失うほどにどうしようもない負荷がかかっているのだとしたら……。
 
もちろん、さっきも言ったけど、それを選ぶのは「あの子」の意思だし、どう生きようが彼の勝手です…。ただ、どのように生きても、これまでのように結局は導かれるんだろうなって気がする。本当の道に…。選ばれしものの道に…。
 
そう思ったら、「ほんとの道に一日も早く戻ってきてよね」と思いながら、生暖かく(笑)見ていくだけかなって、この夜更けに、一人で納得している私なのでした。