『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

天は二欲を与えず…か?~真夜中のひとりごともどき~

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こんな夜中に何言ってんだよ…と思われるかもしれませんが…。

今日一仕事片ついた後で、ネットで「さがしことば」をしていて、思いがけず古い「あの子」についてのブログの記事を読むことになりました(ほんとに、こんなことがよくあります)。

男性らしきそのブログ主…、話の途中から「あの子」について語り始めます。その当時の騒ぎの中で、「コイツはいったいどんな奴なんだ?」ということに興味を持ったというんですね。で、いろんなインタビューの記事を調べてみたんだって…。

で、その結果、「何て優等生。なんて面白味のない発言をするやつ。コイツ、洒落の一つも言えんのか。ただの、男前のできすぎちゃんか? そうじゃないだろう。思ってもいないのに、ボロボロあんなことばが口から出てくるんじゃないのか? 正気で言ってるのか?」と思ったらしいんですね(もうちょっと調べると、いい人というばかりじゃなく、「結構骨太の、人が言っても聞かない反骨心ちゃん」だとわかるはずなんですが…)。

でも、そう思った後で、その感想に自分のやっかみが入っていることに気付いた彼、改めて彼を認め、こう思ったそうです。「あの顔、あの声、この言葉…(「実は、男ながら偶然あの声を聞いて、ぞくっと来た」と告白している)。そりゃ、コロッと行くだろう…。誠実ないいやつだと思うさ。コイツが、権力欲や金銭欲の塊でなくてよかったとつくづく思う」…って。

「こんなのがぼろ儲けをたくらんだら、今の比ではないはずだ。男女ともにたぶらかし、宗教法人立ち上げてるか、ニューヨーク辺りにビルの何棟かもつような企業家になってるか…。本気になれば、それくらいできそうだ。こんなのに天下とられた日には、俺たちは立つ瀬がない。幸いコイツにはそういうことに興味はないらしい。天は二物を与えず。世の中ってよくしたもんだ。俺たちだって浮かぶ瀬はある」。彼はそんなようなことを書いていました。

この記事を読んでいて、以前、「女は相手の持っているものに嫉妬し、男は相手の立場に嫉妬する」と聞いたのを思い出しました。この人は、「あの子」をそんな風に見て、自らを照らし合わせたんですね。思いがけず、面白い寄り道をしました。