K語録(上)

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全部書くことはできないけど、前回の記事から続いて、K君の言葉を少しだけ。まず、あらゆる通信手段がままならなかった中での言葉。

1)手紙は自分以外の誰かに読んでもらうために書くので、日記にはない緊張感がある。逆に、だからこそ、見えてくる自分がいる。たとえば、相手に心配をかけないよう「僕は大丈夫だから」と書いた言葉が、折れそうな心を支えてくれたりもする。

2)日本語で手紙を書くのは大変だ。それでもなんとか苦労して書き続けた。書きたいと思うのは、自分はどこにいても日本とつながっていたいからだ。

(3.11の時、テレビもパソコンも電話も自由にならない中で、ちゃんとした情報がわからす混乱していたK君。そこに、いつも彼にきつく当たっていたという上官が彼を呼びだし、心配だろうからとテレビのニュースやネットをのぞかせてくれたり、自らの携帯電話で国際電話を掛けさせてくれたこと。そして、使いたいときに使えと、本来は持つことを許されていないテレフォンカードをこっそり持たせてくれたというエピソードがありました。上官の日本を想う気持ちを感じた、と彼は書いています)

3)僕は軍の中にいて、外にも出られず、何もできない。ただ“想う”ことしかできない。日本にいれば、特別なことができたとは思わないけれど、歌うことはできただろうし、何よりも近くにいれば、みんなが抱いた痛みをもっと理解できたはずなのに。なぜ、今だったんだ。なぜ、僕が軍隊にいるときだったんだ。

4)リアルに、ちゃんと手紙が相手に届くということ。そのシンプルなことがどれだけ有難いことかを、僕は軍隊で知ることになったのだ。



どストレート。まっすぐな想いです。