この映画、源氏物語を書いた紫式部の「現実」と、彼女によって描かれる「物語」の中のシーンの両方が描かれる映画だそうで、興味をひかれるのはひかれるんですが、実際に映画を見ていない私は、「生田君か…。悪くはないけど、もちょっと人恋しそうで、もちょっと取り留めなくて、もっともっとセクシーな感じの方がいいな~、個人的な趣味としては…(どういう趣味だ…ーー;)」などと思いながら見ていました。
その中で、「映画の中のせりふで印象的な言葉は?」と聞かれた生田源氏、あるシーンでの中谷美紀さん演じる紫式部の言葉を上げました。それは、現実には会うはずのない、式部と源氏が会うシーンでの言葉だそうで…。
それは、こんな言葉です(一字一句をちゃんと確認する事なくうっかりレコーダーから削除してしまったので、こういう意味だったという程度の感じで捉えて欲しいのですけど…)。
「多くの人を引き付けてやまないあなたは、そのありあまる幸せの分、血を流して生きるのです」
なぜか、ドスーンときました。あまりに源氏にふさわしい言葉に思えたのはもちろんですが、別の人のことも思ったからです。それじゃあんまり…。でも、あるかもしれないとも思えたんです。…って、それより式部さん。それはあなたが作ったキャラクターじゃないですか~。どこまで「S」なんだか…ーー;。