『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

「欲望」という名の彫刻家

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どうしても今日のうちにこれをUPしておきたくて、ここ数日来あれこれ動きながらも、空いた時間にある本を読み続けていました。ひょんなことからであった、「前世への冒険」。森下典子著のノンフィクションの作品です(10年以上前の作品らしいのですが…)。この本は、前世が見えるというある人に著者が取材目的で接触したことから始まります。

 あなたの前世は…なんて話をされたら、それに対しての反応は、大きくわけて三つに分かれるんじゃないかしら。それは、やみくもに馬鹿げたことだと切り捨てる人と、すべて受け入れる人、そして、両方の可能性を考え方を考えるために、どっちとも決めらない人との三つです。

彼女は、最初は否定的に感じながらも、まるで誘うように現れる「偶然」から、その人に言われたことを検証する旅に出かける決心をするわけですから、結果的に三番目の人に「なった」と言えるかもしれません。

目の前に現れた「?」を「なんで?」とか「どういうこと?」と思うのは、特別変わったことではないですよね。それが前世的なこと…となれば、「だったら、何かの形でそれが確認できるはずだ」と思うことも…。その検証を実際にやっちゃった人のお話なんですよね。

そこに出てくる前世探しの内容も魅力的ですが、彼女が自分の前世だと言われた、若くして亡くなったデジデリオ(イタリア語で欲望と言う意味になるらしいです)という才能ある彫刻家がいたというフィレンツェや、彼の作品についてもあれこれ描かれていて、興味を持ちながら読み続けているんですね。今は、「多分今日(23日)中に読み終えるだろうな」というところ。

どうしてバタバタしている合間に必死にそれを読んでいるか、そして、どうして読破してないうちに見切り発車で記事をUPしたかというと、明日24日(土曜夜8時から)BSジャパンで、それを原作としたドラマがオンエアされることを本の帯で知ったからなんです(画像でわかるとおり、「フィレンツェ・ラビリンス」というタイトルです)。

今日のうちに読み終えたとしても、明日のドラマが始まるまでに、これについてうまくまとまりのある記事にできるかどうかわからないので、私のように、この本に、そして、イタリアの風景や、その彫刻に興味をもってらしゃる方に、このドラマのことをちょこっとお知らせしとこうかなと思い、今記事をUPしておくことにしました。

結局は、興味のある方、ご一緒にドラマを見てみませんか?って話なんですよね…^^;。(ちなみに、私はその著者、出版社、さらにBSジャパンとは何の関係もありません)