どんないいこと

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少し前の記事で書いた、アルバムにあった古い写真、SDカードに収め終わりました。そして、今日はまた別のデータの仕上げです。

実は、月末に母の実家を、IターンやUターンをしてきた方たちのための住居として自治体に貸し出すことになったので、撮りまくってきた家の内部や外観、周辺の写真を、関連の写真も含めてSDカードに収め、デジタルフレームで見られるようにして、お彼岸に会うときに、母達三姉妹にあげようと思っているんです。

母のいちばん上の姉は、お婿さんのおじが亡くなってから、山あいの実家と市街地にあるマンションとを行き来して、一人で二軒の家を守ってきたのですが、昨年秋に初期の胃ガンの手術を受けてから、自慢だった体力にかなり自信がなくなってきたようなんですね。

経過は良好なのですが、二軒の家の管理が負担になってきたところにそんなお話があったものですから、「家は生き物。このまま行けなくなって家がダメになるのを待つより、今お貸しする方がいいかもしれない」と、実家を預ける決心をしたというんです。

それだけでもおばにとっては大ごとなのに、このお彼岸過ぎには、先祖からのお墓を長男がいる岐阜に移すことになっているので、おばは自分の守ってきた二つのものを一度に手放すことになるんです。

ひとつは、息子がお墓を守ってくれようという意志の現れであり、もうひとつは、ある意味で家(家屋)を守るために自分で決心したこととは言いながら、おばはかなり淋しそうです。母と下のおばにとっても、お墓がいつでも行ける所ではなくなり、実家ももとの実家でなくなるということですから、色々複雑な想いがあるようで、三人三様の想いが少しでも和らげばいいなと思ってのSDカード作りです。

私が生まれてからずっと触れてきたその家は、築50年以上を経た、桧作りのがっしりした家です。涼やかな風の抜ける広い部屋で、お昼寝するのが好きでした。その家からすぐの谷川で、体が冷え切っても、誰かが呼びに来ない限りずっと遊んでいるのはもっと好きでした。

夏は、薪で炊いたお風呂から上がってすぐのほてった体のまま外に飛び出し、夜空いっぱいの星を飽きずに眺めたり、花火をしたり。冬には、背丈を超える雪であれこれ遊んでは、暖まった掘りごたつに潜り込んだり…。それは、子供の頃のお休みの最高の過ごし方でした。だから、ホントは私もすごくさみしい。

その傍らで、もしかしたら、それなくす分だけ新しい別のぬくもりや楽しみを見つけられるってことなのかもしれないな…なんて、そんな風に思ったりもしています。