『春衣』
“心配しすぎる 考えすぎぎる
ほんとに困った癖だよね
それがなければ簡単なのに”
あなたは時々
小言爺さんになる
冗談ごかして言うときは
大抵本気でいるときだ
さやさや さやや
木の葉がすれて
きらきら きらら
光がこぼれ
わかってるよと 手を伸ばしたひとの
肩には お日様の匂いがしてた
さやさや さやや
きらきら きらら