2011-02-18 泥(なず)む時 夏の野の… #詩 『泥む時』 石段を いそいで2段あがった 立ち止まる あなたと 同じ背丈になりたくて あっという間に 追いつかれ また追いかけて まるで二人の距離のよう いつになったら 並べる? いつになったら、一緒に歩ける? 聞きたい足が 立ち止まる ”いつまで 待たせるの?” 先を行く人の 声がした ずっと上から 声がした 石段を あがった わざと ゆっくりと