鬼鳥飛ぶ夜

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 なんだかんだとバタバタしていたら、「もう明日は大晦日~@@;」ということになっていました。大方を終えて、ちょっと休憩です。たいした行事のない我が家でもそんな風ですから、色々なしきたりがあったり、多くのお客様があったりするお宅では、これからの何日間かは、座るのも大変な状態になっていたりするんじゃないでしょうか。気持ちだけお手伝いしますね~(おいおい…^^;)。

 突然ですが、ずっと前に、安倍晴明がいろんなことに引っかかってくるという話をしたのを覚えてらっしゃる方がいらっしゃるでしょうか(もちろん、ここに来たのは今日が初めてとう方はなんじゃいな、だとは思いますが…)。実は、あれからちょっとずつ彼のことを…というより、彼が得意としている分野について調べてはいるんです。

 ドラマや映画では、術を用いて華々しい活躍をする晴明ですが、実際のところは、天文に秀で、いろんなことの吉凶を占ったり、災いを避けたりできるようにするすべを占う占星術師…のような役割の人だったのだそうですよ。

 何せその頃は、今のようにあれこれを科学的にどうこうという時代ではなく、百鬼夜行と思われていた頃ですから、それを占ってもらう人たちも、占ってもらうことについて今よりもっと真摯だっただろうし、その結果を信じるにつけても、純粋だっただろうと思うのですが、それにしても、晴明という人はかなりの的中率を誇っていたようです。

 行こうと思う方向が今年はあまりよくないから、吉方から家を出て、回り道をして目的地に着くとか言う、方違えとか…。今でも聞くことのあるそれなんかも、そのころからあったことなんですね。

 ところで、その頃旧暦でいう新年の前、つまり大晦日の夜は、女や子供を襲ったり、災難を振り撒いたりする、何種類もの鬼鳥が飛び回る夜だといわれていたそうです。その災難から逃れるために行われたのが、今は1月7日にする春の七草を食べるということ…(それもしないお宅が多いのではないかしらとも思ったりしますが)。七草を食べるというのは、今年も元気で~とかいうんじゃなくて、鬼鳥に襲われないために大晦日にすることだったんですね~。豆まきも、新しい年がくる前に、やっぱり鬼を追い払うために行う儀式だったわけですから、大晦日の行事だったということなのでしょう。

 今は、いろんなことが太陽暦で行われています。というか、こちらがメインですよね。となると、このごろの鬼鳥たちも、明日の夜の通りをあちこち飛び回ったりするのでしょうか…。