『木の葉から落ちる雫の下に』
木の葉から落ちる雫の下に
いつでも 僕はいるから
寂しいとき
せつないとき
迷わず ここにいらっしゃい
気の利いたことを言うでもないし
そんなに愛想もよくないけれど
折ったひざに 頬杖ついて
葉っぱの裏から 空を見て
時々ふたり 笑おうよ
青空の下 落ちる雫は
降り継いだ雨を忘れたように
きらきら 光ってみせるから
寂しいとき
せつないとき
さっさと ここにいらっしゃい
木の葉から落ちる雫の下に
必ず 僕はいるから