『月の輝く夜に』
”君には弱みを握られてるから…”
わずかな行き違いのあと
あなたがつぶやいた言葉に
時が止まった
知らなかったよ
時折見せる 淋しさや苛立ち
そして 小さな甘えを
あなたが そんな風に
思っていたなんて…
馬鹿だな…
笑う私と むくれる人と
虫の声が聞こえる夜のこと
ねぇ もうちょっとで満月だね