思いがけずに…1

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 映画「新編集版『太王四神記』第4章~かなわぬ想い~」を見てきました。

 素敵な文章で行くように勧めてくださってた第3章に行けなかったので(行こうと思ったら、すでに上映が終わっていた…T.T)、コレには何とか行ってみたいとは思っていたのですが、上映館が遠いことで、迷っていたのです。

 ところが、突然「明日午後停電しま~す!」というお知らせをいただいて、あっさりと思い切ることができました。あまり天気がよくない(室内が暗い)上に、蒸し暑い日中、エアコンも、扇風機も使えないどころか、あらゆる電気製品を使えないとなれば、出かけるしかありません。

 ところが、はるばる出かけたシアターは、がらんと一人…。「これが話に聞いたホームシアター状態というヤツか…」と、200席あまりの場内を見渡します。

 この時間にはどの映画も人が少なくて、こういう状態は少なくないというのは京都の映画館でも聞いた話でした。実際、ほかの映画を含め、同じ時間に見かけたお客さんは、10人ほどでしたが、これが10くらいのシアターに散らばるわけですものね。
 
 ただ、この映画館にはひとつ、別のところとは違う事情があります。名誉(?)のために場所は伏せますが、この劇場は鳥取方面から来るには、とても都合の悪いところにあります。場所があまりに「外れ」すぎている。遠すぎるんです。いい映画館なんですけどね。

 本当を言えば、付近の方以外には、映画を見るためだけに行ける場所ではないというか、家庭のある方が、昼間にちょっと映画を見に行くなんてことにはならない場所なんですね。これが、鳥取西部の米子辺りなら、アクセスもいいし、山陰両県のかなりの部分を網羅することができるのですが…。ここにしたことで、興行収入の面でかなり損をしていると思います。

 まっ、それはそれとして、「とうとう一人か」と思った、これから上映される映画のCMの流れる中、お一人の方が入ってらっしゃっいました。実は、この際だからと私が座っていたのが、シアターのど真ん中だったので、同じようにど真ん中で見ようと思われたらしいその方と、列をたがえて二人同じような位置で映画を見ることになったんです。

 映画は、お話で聞いていたとおり、焦点がかなり絞ってあるせいか、すっきりとわかりやすいものでした。そのぶん、とてもチャーミングなあのシーンや、大好きなあのシーンがばっさりとカットされていて、「あらら…^^;」とは思いましたが…。

 映画館でははじめてみる私には、とにかくいろんなことが新鮮。戦闘シーンの迫力は予想以上でしたし、差し入れられたシーン(?)や、塗り替えられたシーン(?)も素敵で、これは映画にして当然…というか、もともと映画にするべきだったのでは…といったんは思いましたが、この監督で映画を撮るとなると、さらにどれだけ制作費が必要か、そして、一話完結でない4部作の映画が果たして興業的にどうなるか…ということを考えると、20話以上のドラマだったからこそ、そして、ある程度の収入が実証されているからこそ、映画にできたのかも…という気もしてきます。

 とは言いながらも、そのところどころで、この映画…、いえ。このドラマが制作される中でのあれこれを思い出したり、その中の人たちのこれからの歩みを思ったり、この映画に関係ない人のことも思い出したりする、「たちの悪い客」の私でした…^^;。

 ところで、3Dの時も思ったけれど、テレビのオンエアやアングルを変えてみるDVDではわからない、表情やアクション(あの3Dでアクション、はないか…^^;)が、映画では楽しめますよね。「その人」の、「奥の部分」の想いを感じさせる表情とか、役に入っているからこその猛々しささえ、しっかりとわかる。うまいよ、やっぱり…。この人、映画をとるべきだ…と改めて思いました。そうしないと、もったいない…。

 『千年恋歌』の流れる中、そんなことを思いつつ、ちょっと胸を熱くして映画は終わりを迎えたのでした。