『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

今日開いた本のページに

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 しおりを挟んだ本のそのページに、いきなりこんな文章がありました。出会った頃からの…歴史…。それをふっと思いました。



      どんなことでも問題が生じた時は、原点に戻ってみるのが得策だ。
      人間関係がぎくしゃくした時は、最初の出会いの記憶を思い出し、
      仕事がうまくいかなかった時は、
      何故その仕事を始めたのかと 自問してみるのがよい解決策だと思う。

      不透明な未来に対する答えは、私たちのスタート地点、
      すなわち歴史の中で探すことができると確信している。




                      (ペ・ヨンジュン著 『韓国の美をたどる旅』より)




以前、ここのファン限定で、恋愛バトンと言うのに書いたことがあるのですが、私がこの人に人として強い興味を持つようになったきっかけは、少し変わっていました。この人の前の公式サイト正式発足前に、このサイトにまったく関係ない政治問題で、あちらの俗に言うアラシの攻撃を受けてサイトを閉鎖せざるを得なくなったとき、彼がその抗議のために出したコメントを見たことからでした。

 会ってもいないのにおかしいと思われるかもしれないけど、彼という人をそれなりにわかってみると、当たり前のことであって、とくに不思議でもなく、彼らしいと思うのですが、自分のとはいいながら、他国の、それも歴史的にいきさつがある国のサイトを守るために強いコメントを出す。その心意気に感じるものがあったんです。

 ちょうどその頃、京都のあるお寺の副住職さんとお話したときに、たまたま彼について話が及んだので、話のついでに、「それは普通のことで、日本の方でもそうされるものなでしょうか」と伺ってみたのです。

 副住職はそのことをご存知ではなかったのですが、話を聞いて、「ないでしょうね」。それがお答えでした。「何より、自らの立場を守ろうとする意識の方が勝つだろう。それは日本だけのことではない。あちらなら…、日本相手ならもっとそうなのではないか。稀有な人、稀有な行動ではないかと思う」という言葉がそれに続きました。

 何かことが起こるたび(^_^;)に、なんて変わらない奴なんだろうと、あるときは呆れ、あるときは感動したりするのですが、そんな想いがちゃんと回りにも理解され、彼が思うように、うまく機能してくれたらいいと切に思います。そして、今回はそうではなかったのではないか、と思ったりするのです。