『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

めがね男子はお好きですか?(その2)

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 二人を見ていて、思い出したことがありました。なぜか思い出したのは、それはそれは遠い昔のこと。

 実は私は、自分だって普段はコンタクトレンズをし、夜はめがねを使っているくせに、何年か前まで、めがね男子が苦手だったんです。中学高校時代に出会い、悩まされたのが、ことごとくめがね男子だったせいです。

 発端は、担任の先生でした。いろいろ生徒とトラブルを起こされる先生でしたけど、学級委員関係になっていようものなら、毎日のように呼び出しがあり、それをどうしろっていうの?というような難題をを吹っかけられるんですね。

 もちろん、理不尽なことばかりではなくて、確かにそれもあるなと思えることもあったのですが、まぁ、10回に2回程度だったように思います。銀縁めがねの神経質そうな横顔が、ちらりとでもこちらに視線を走らせようものなら、鳥肌が立ちそうになったものでした。

 そのあと出会った一人は、成績優秀、スポーツ万能、下級生の女の子にもてる、絵に描いたような優等生タイプのめがね君。

 ところが、一緒に役員などしてみると、仕事はまわりの人に全部丸投げしておきながら、役員会など目立つところでは、「すべて自分がやりました。立派でしょ?」スタイル。責任追及されようものなら、今度は一転。ほかの人のせいにするという、見事な性格の男子でした。

 実は、文句が言えないくせに向こう気が強い私は、その頃、「あんたなんかの世話にならないわよ!」といわんばかりに、言い訳して断るに決まっている彼に何かを頼むことはせず、ことごとく自分でやろうとがんばっていたのですが、やっぱりできないこともあって、特に力仕事や高いところの作業などあるときには、みかねた下級生の男の子が飛んできてくれて、「いいから、そこに座ってて!」と言われては、やってもらうという繰り返しをしてたんです。

 そういえば、助けてくれるのは必ず下級生の男の子だったな~。で、「できないことはやってあげるから、全部自分でやろうとしないの! わかった?」とか、ため口で叱られて、「わかった…。ありがと」ってことでしょげて見守る。これがパターンでしたね…(爆)。

 それ以降、成績優秀、非の打ちようがない男子っていうのに出会うと、「こいつの化けの皮をひん剥いてやる!」と心ひそかに闘志を燃やしたものでした。…って、だから何ができるってわけでもないんだけど…。ただ、無駄に鼻が利くようにはなるんですよね。同じような相手でも、そういうタイプは瞬時に見破ることができる…というか…。そんなこと、ありませんでした?
 
 そのあとも、めがね男子とのあれこれがあり、やがて立派なめがね男子恐怖症が出来上がった、というわけです。今思うと、最初の先生とのやり取りのトラウマが根底にあったからでしょうね。だれかれ関係なく、めがねから横をちらりと見る視線というのが、とにかく、ぞっとするほど怖かったから…。

 そんな延々と続くかに思えたトラウマが、ひとつのドラマ、一人の人であっというまに消えうせたのだから、おかしなものですね^^。




(昔は、こういう感じの視線が震えるほど怖かったんです↑)