オットケ・ソウル(hikari的初めてのソウル旅)15

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 お店の中に入ると、愛想のいいシェフさん(?)が、案内してくれました。テラスから近い席に座ります。とりあえずこちらに来てはじめてのまともな夕飯ですから、ややこしいことは考えず、セットメニューを選びます(もちろんカロリー控えめのやつです)。

 時間のせいか、比較的すいていました。ふと気がつけば、テラス席で恋人風のカップルが語らいながら食事中。まぁ、なんと絵になる二人でしょう…。

 トランシーバーのやり取りや、パソコン開いてシビアなお仕事(お顔からすると)をしてらっしゃる方もあるにはあるのですが、開け放った窓からの風が快いし、店の中はまったり気持ちのいい空間です。

 お水を持ってきてくれたり、食器の片づけをしてくれるのは女性の従業員さん。お料理は、案内してくれたシェフさんが持ってきてくれました。ニコニコと持ってきては、お料理の紹介。食べ始めるのをうれしそうに見ると去っていきます。

 「ああ。やさしい味だ…」。そう思いました。人の味覚はひとそれぞれですが、私は好きな味でした。前日のことを思うと夢のようで、一つ一つ味わいながらフォークを進めます。

 そのうちにここまでのこと、そしてここでのことを書きたくなりました。ソウルに入ってから、実はずっとそうだったのです。毎晩あったことが無性に書きたくなって、1時2時まで書きまくっていました。前日の「あの騒ぎ」の中でもそうでした(最終的には、たった3日間で、いつも取材中のことをまとめたりするのにもって歩く新品の結構厚いノートが、2/3くらい埋まっていたほど)。

 ここでも、食べては書き、シェフさんが来てくれる気配がすると、ノートを傍らにおいて食事をいただき、またノートをひっぱりだすというありさまで、考えようによっては失礼この上ない態度だったように思います。それでも、嫌がられるでもなくおいしい食事をいただきました。昨日の失敗を忘れ果てた(?)私は、デザートに付いてた柿のシャーベットなんかも、しっかりといただきました(懲りんやつじゃ…ーー;)。

 さて、ここに行ったとなれば、聞きたいことがありますよね? 結果から言えば、会いませんでした。今回の私のピンッ!からすると、「(現れるか現れないとかいうことではなく単純に)5分5だな」とは感じていましたが…。ただその5分5分というのがどういう意味なのか、実は自分でもよくわかっていなかったんですけどね…^^;。

 そして、すべてを食べ終わり、少々素っ気ない感じ(たぶんコレが普通…^^;)の男性従業員さんにお会計をしてもらって、夕方の気配を帯びだした地下鉄の駅への道を歩き出します。もちろん、来たときよりもっとスムーズ。でも、ハンガンはやっぱり見ることが出来ませんでした。

 市庁駅に戻り、地上に上がると、その日も広場に人が集まりはじめています。この日は、クラシックのコンサートのようで、聞いたことのある曲が流れていました。

 不意に、混じってみようという気になりました。づかづかと芝生に入り込み、バッグを芝生に放り出します。座ろうとしたら、少し芝生が湿っていました。だから、みなさん敷物を敷いてらっしゃるんだって、その時にわかりました。そういえば、朝一番にカーテンを開けた窓から、芝生に水遣りをしてるのが見えたんですよね。
 
 バッグの中から、ハンカチを取り出し下に敷きました。ほほをなでていく風が昼間より冷えてきています。昼間とは違うその気持ちよさ…。

 あたりの風景も夜の色。照明で色の変わる噴水。その中をはしゃいで通る子供達の声。微笑む大人達。隣には、語らいながらおにぎりをほうばる友達らしき二人連れ。

 ハミングで音律をたどりながら、あたりのビルを眺めました。旅先で体育座り。ひざを抱えてビルを眺めたことなんかなかったな。そういえば、「TEA LOFT」のユズアイスを食べ過ぎておなかを壊し、「ゴリラ」で食事することになるなんてねぇ…と思わず苦笑いしたりもして…。こうしてソウル最後の夜は過ぎていったのです。