オットケ・ソウル(hikari的初めてのソウル旅)4

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 気持ちを切り替えたところで、今度はコンビニ探しです。それは案外簡単に見つかりました。が! そこに行き着くのはとんでもないことでした…。なぜか見つかるのがいつも道の向こうで、道を隔ててすぐそこにあるのに、横断歩道があまりにもなくて渡れないのです。

 地下鉄の出口への道を使えばいけるかもと、翌日乗るつもりの地下鉄の見学がてら降りてみたのですが、何せソウル青葉マークの私。全然別のところに行きかけて、引返したり戻ったり…。

 やっぱり地上を行こうと階段を上がり、また横断歩道を探します。最終日には、横断歩道がなくてもある程度までの道路なら、誰かが渡っていれば一緒についていったりできるようにはなったのですが、何せソウル青葉マークの私(えっ?しつこい?)。夕方の、いささか張り切った感じの車が走る車道を横ぎる勇気はありません。

 横断歩道を探して歩きながら、気がつきました。この道路、広い道幅からしても、人が渡ることよりも、車が走ることを優先している道路なのかも知れないと。横断歩道が多くあれば、車は何度も停車しなければならなくなります。そこに信号があるとなおさらです。夜もかなりの車の列が続いていましたから、これで横断歩道がいくつもあった日にはとんでもない渋滞が起こるのは間違いないですものね。

 そうなら仕方ありません(って、そうでなくても仕方ないんだけど)。かなりの距離を歩いてようやく道を渡り、やっと目的のコンビニへ。消えそうな声で、「アンニョンハセヨ」とつぶやきながら、ドアを開きます。「オソオセヨ~」とおじさん。入り口にかごを見つけました。かごに商品を入れてレジへ持っていくシステム? 同じねとまず納得。そこから近いおにぎりや海苔巻きの棚を覗き込みます。

 海苔巻きは翌日か、そのあとどこかで食べるつもりだったので、「プルコギ」という文字が読めたお結びを、とりあえず1個。そのとなりにおいなりさんがありました。小さな3個組のセットです。どんな味なのか興味があったので、これも1個。

 その隣はパンの棚です。四角い形のメロンパンなのかなと思えるやつと、これは日本ならクリームパンよね~。でも、正体は違うのかしら。楽しみだわ~と、これも1個ずつ。

 今度はカップラーメンが目に入りました。それぞれ写真がついていたので、一番辛くなさそうなやつをとりあえずチョイス。そうそう。バナナウユ(牛乳)ってやつがおいしいとどっかで見たぞと、今度は飲料の棚を覗きます。

 おお。3種類あるようです。でも、一種類は1個もない。これが一番の人気商品なのかもしれません。んで、とりあえず残りを飲み比べてみようと2種類買うことに。

 このあたりで、いえ。もっとまえから思った方があるでしょう。「おいおい。これをひとりで食べるのか~」と。ええ、ええ。確かに買いすぎですとも。でも、いろいろ試してみたいという気持ちがそれに勝ちました。いいんです。残ったら、明日の朝食べればいいだけのことなんですから…。

 それだけ入ったかごをレジに持っていった私は、レジのところに表示されるだろう数字を見ようと必死です。一応数字を理解しているつもりでも、ちゃんと聞き取れるかどうか自信がなかったからです。ところが、表示されない! これは免税品店以外では、どこもそうでした。なぜ? ちゃんと表示されそうな箇所があるのに~と思ってもしょうがありません。聞き取るしかないと覚悟したとき、おじさんは言いました。「6950ウォンです」。

 そりゃそうですよね。立ち尽くしてばらくおにぎり見つめ、一応書いてある字を読んでみるやつなんて、あちらにはいないでしょうから。

 買い物をぶら下げてまたてくてく戻り、市庁広場で繰り広げられていた伝統音楽のコンサートを立ったまま少し眺めると、私は部屋に戻ってシャワーを浴び、まだ半分だけ乾いた髪にラフなスタイルで、おにぎりとおいなりさん(想像通りの味でした)を平らげて、そろそろ食べごろかと思えるカップラーメンをすすります。

 そして、日清の出前一丁風の麺を半分ほど食べた私は、飲み比べをするまもなく2本のバナナウユを立て続けに飲み干したのです。

 「からっ! からっ! から~い」

 ソウルでの第1夜は、こうして過ぎていったのでした。