『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

韓国ドラマ

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この頃、周囲の60代~70代の方に韓国ドラマが話題です。

アナログからBSまで番組表をよくよく眺めてみると、確かにかなりあるんですよね。

デジタル対応テレビになるごとに、ご覧になる方が増えているようで、今日も暗くなりがけに用事でご近所まで出かけた母が、「○○さん。今夜8時から韓国ドラマ見るからって、もうお風呂だったわ。8時から何があるの?」

何やら、それを見てらっしゃる方が何人もあると聞いて、見てみたくなったようなんです。

わかりやすさや世界観があうのかしらと思っていたら、親類のそのオバサマは少し違う理由でした。

「どうも家系だと思うんだけど、定年前から耳が聞こえにくくなってね」って…。

若い子の多い職場だったから、年寄りくさいと思われたくなかったし、いいかっこがしたかったしで、それを内緒にしてたんですって。

「近くなら何とか聞こえる声も、少し離れると聞こえにくい。かなり離れるとまったく聞こえなくて、鈍臭いオバサンとか、無視してるのかとか、悪口言われてるのはわかってたんだけどね」って、ちょっと淋しい笑い。

だから、定年になってほっとしたんですって。うっとおしくて補聴器をしないのは相変わらずだけど、もうあれこれ言われなくていいんだわって思ったって…。

そのうちお姑さんを見送って、家庭菜園をやる以外は出来た時間に、これまでは見る時間もなかったドラマを見はじめたら、どうも自分には合わない。それに、ついつい大きくなる音量に、ご主人が怒り出されたりして困っていたそうで。

そんなおばざまを救ったのが、韓国ドラマだったそうなんです。それも字幕の…。

「字幕なら音量を大きくしなくても、内容は理解できる。気に入ったのか、お父さんも、何とかついて来てくれてるの。つまらないときは、文句言わずに寝てるけど…(笑)」

一日の楽しみなのよ~って笑う顔がチャーミングで素敵でした。