『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

それぞれの省エネ

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 大体の意味としては、わかっているつもりのエコロジー。それとなく意味を調べてみると、結局のところは、「地球の将来を思い、地球に優しくするための、文化的・社会的・経済的な思想や活動」というここになるらしい。省エネルギーも、そのひとつですよね。

 電気はまめに消しましょうとか、水の出しっぱなしはやめましょうとかいうのがよく言われるところ。でも、そうしないと良くないと言わんような説明を聞いたり見たりするたびに、ずっと思うことがあるんです。

 たとえば、まじめ一方。仕事が終われば直帰して、お湯をジャージャー流しながらシャワーして、ビール飲みながらテレビでひいきのプロ野球チームの応援をする。それだけが唯一のストレス解消…とかいうお父さんや、幼いころに裏庭の土砂崩れに巻き込まれて生き埋めになり、すぐに助け出されたものの、それ以来それがトラウマになって、あかりをつけないと眠れないとかいう人に、エネルギーの無駄遣いだから、お湯ジャージャーはやめなさいとか、電気消しなさいとか言うことが、いちばんいいことなんだろうか。

 どうしてもそうしなければいけませんといわれているわけではないのですが、いかにもそれが正義といわんばかりの報道や宣伝行為に、どうもひっかかりを感じてしまうのです。

 私たちがあまり知らされていないこともあるんですよね。たとえば、電灯。白熱灯系は、まめにつけたり消したりが望ましいけれど、今のインバータータイプのものは別として、蛍光灯の場合、一番電力を使うのは点く瞬間で、点け続けているときで言えば30分くらいの電力を一気に消費してしまうそうです。つまり、30分以内間隔で何度も付け消ししていると、省エネどころか、むしろ電気の無駄遣いをしていることになるらしいんです。

 そして、ごみの分別についても…。分別が徹底しているところでは、徹底されすぎて焼却する燃料費がむしろ以前よりふえてしまっているというんです。言われてみれば、確かに生ごみと紙くずだけでは、なかなか燃えそうにないですよね。生ごみはしぶといですから…。

 実は、私の住んでいるところでは、昨年の春から分別の基準が少し甘くなったんです。焼却炉が新しくなり、焼却能力が上がったからというのが一応の説明なのですが、だから分別の基準を甘くしますというのに違和感を感じていたので、その内緒の話をうかがって、「ああ。ここもそうかもしれないな~」と思ったんですよね…。

 いいことだから、そうしよう。そう思うのはまっとうな話だけれど、そんな事々の中で、こうしなさい話に振り回されずに、むしろ自分なりの省エネを考えたほうがいいのかもしれない。この頃そう思ったりしています。

 んで、うちの省エネといえば、コピー紙の裏をメモに使うことと、30分以内で戻ってくるようなら、部屋の電灯を消さないこと、さらに冷蔵庫に賞味期限切れのものを置かない(それまでに使い切る)こと。

 そして、我が家の廊下の突き当たりは、こんな風↑になってます(うしろは青葉に滝の柄のタペストリー)。廊下はこれだけついてます…。これ、豆球より少し大きい程度の電球なんです(かなり省エネ^^v)。画像ではちょっとわからないかもしれないけど、そばだと結構あたりが明るく見えるんですよ。どうせやるなら、省エネは楽しまないと…ねっ?