昨日ちょこっと書きましたけど、「ハウルの動く城」の原作、「魔法使いハウルと火の悪魔」をようやく読み終えました。感想はそれそれだと思いますが、正直に言って、私は映画よりこちらのほうが好きです。
映画では、アマ○ンのレビューにあったように、戦争に対しての嫌悪というのが色濃く出されてましたけど、こちらは、うん。女の子の自立についての話もあったり、映画では出てこない登場人物もそれぞれに魅力的で、とにかくストーリーを追うのが楽しいつくりになっています。出てくるシーンにも、かなり違いがありましたし、ミステリーまがいの謎解きもあったりします。で、「なるほどね~」とか、「あ~、そっちだったか~」なんてね…(つまり、予想が外れた^^;)。
もしかしたら、映画を見ているせいもあるかもしれないですが、映画よりもっと言いたいこといいで、やたら頑固なソフィーも、女の子を落とすのを生きがいとしていて、失敗すると周りを迷惑の渦に巻き込んで落ち込みまくるハウル(と違う部分もあるのだけれど)も含めて、シーンの一つ一つが目の前に浮かび、登場人物たちが生き生きと頭の中で動いてくれるのが楽しかった~♪
読み終わって我に帰ってみると、最近こういうのを読んでなかったな~って思いました。その後で、去年の本の売り上げランキングを見て、ベスト10に物語がない!と@@;。そのほとんんどが自己啓発本とか実用書なんですね。携帯小説が売れてる…とか言っても、実際比較してみると格段の差があるのかもしれません。
世知辛いご時世の中、イメージで遊んでいる暇はないってことなんでしょうか。でも、誰かにHOW TOの実権を任せてるようじゃ、まずいぞ…ーー;。
まっ、それはそれとして…。ファンタジーの世界を自在に想像させてくれた「魔法使いハウルと火の悪魔」。意外な拾いものでした。映画公開当時、ハウルに「誰かさん」を重ねてしまう…って話がありましたが、さて、原作の中では、どうなるだろう…。も一回読んでみるかな。
(画像は、前回に続いて、昨年夏の出雲大社。特に意味はないんですが、とりあえず新年1記事め、なので…^^;)