今になって神社参り

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 話は少し古くなりますが、14日のイベントの前に友達から電話がありました。「できたら、いやどうしても付き合って欲しい所がある」というのです。ご主人が平日でないと休めないので、週末は暇な彼女。「そこに行かないと、残念で年が越せないのよ」とまで言う。

 で、「ハイハイ。わかりましたよ。お供しましょう」ということで連れて行かれたのは、鳥取東部の山間の町若桜。ここは、内田康夫さんの「鳥取雛送り殺人事件」というのを読まれた方や、鉄道マニアの方(若桜には、第三セクターの若桜鉄道が、SLの機関室を来場者に触らせてくれたり、実際に動かして見せてくれたりするイベントを時々やっている若桜駅がある)には、聞き覚えがある名前かもしれません。

 その名前は出てきませんが、「鳥取雛送り…」の中で書かれている位置関係からすると、たぶんここをイメージして使われたのだろうと思われる若桜神社(物語の中には、淡島神社という架空の神社が出てくる)にまず出向きます。

 常にそこに在住される神官さんはおられないようでしたけど、延々と石段を上がって行った境内はきれいに整えられ、凛とした空気の漂う場所でした。駅からそう遠くない場所だし、若葉の頃など、のんびりハイキング感覚で来てみるのもいい場所のよう(遠くでのんびりカラスが鳴いている~)。そしてその後行った場所で、何故私にお呼びがかかったのか、その理由がわかったのです。

 彼女がどうしても行きたかった場所。それは、そこから1.4キロ(と標識には書いてあった)の場所にある、若桜弁財天。実は、前回この弁財天のお祭りに来て、イベントのテントなど覗いているうちに、その弁天様におまいりに行く時間がなくなってしまったというんです。

 そのときは、駅の近くに設置されていた弁財天の仮所なるものに一応お参りしたらしいんですが、霊験あらたかといわれる肝心の本殿に行っていない。それが心残りだったそうで…^^;。

 「地元のおばあさんに道を聞いたら、『これから行くのか?』って…。『これから行ったんじゃ、暗くなるからやめなさい』って言われて…。たった1.4キロよ。あとで、やっぱり行けばよかったって思ってね…」

 かなり重度の方向音痴さんの車に乗って、まったく土地勘のない私があ~だこ~だアドバイスしながら着いた場所は、山裾でした。それもかなりに切り立った山の…。ええ。その上にその弁天様はあったんです。…っていうか、その時は、「まさか…。まさかこれを上がるって言うんじゃないでしょうね…」という心境だったんですけどね…。

 「ここらしいね~」。らしいって、あんた…ーー;。

 彼女はずんずん進みます。木々でうっそうとした急な斜面。隣には谷川が流れていて、道はほどんどけもの道のよう。日中でもほとんど日が差さないだろうそこには、落ち葉も張り付いています。うっかりのっかれば、谷川にGO! しそう。

 実は、こんな急斜面は別として、元々健脚。そして、こういうところで私がひるまないことを、彼女はよ~く知っているんです。きっとそのときにこの道のことを聞いていて、一人では恐くても、こういうヤツが一人いれば行けちゃうわ!と思ったのでしょう。頼む人によっては、「こんな暗くて、何が出てくるのかわかんないような場所、行けるわけないでしょ!」と断られますからね…。

 半分ずれたような、膝辺りまで高さがあったりするところもある石段を上がりながら、「どこまでいくんだろ、この道…」と、さすがの能天気な方向音痴と歩き馬鹿でも、ふと不安になり始めたとき、そのお社が見えました。とはいっても、どこか建物の具合が悪いのか、青いシートがかけられたりしていて、若桜神社とは違い、まったく風情はない感じ。

 それでも、一応お参りをと思った時気がつきました。若桜神社で、小銭を使い果たしていたんです。あっ、一応5円1枚はあったか…^^;。

 「ほいっ! 10円…」

 友達に10円恵んでもらって、15円をチャリ~ン。お邪魔しました~と、パンパンと拍手を打って、また崩れた石段を下ります。

 何とか滑り落ちないように注意しながら下まで降りて、「確かにこれだけの悪路だと、お年よりは来られないわね。だから、駅の近くにその仮所ってのが設けられるってことね」というと、「そういうことだよね」と彼女。

「でも、このあたりの人にあがめられてる神社なのね?」
「そうそう。霊験あらたか…ってね。だから、一回来たかったの」
「なるほど。で、何のご利益があるの?」
「ん? ああ。商売繁盛と、…確か縁結び…」
「え…ん結び…」
「うん。だったと思う…」

 縁結びって。あんた…ーー;。この師走、オマケにお賽銭まで借りちゃったし~(T.T)。



(画像の最初の2枚は若桜神社。次のは弁財天への道。最後のが弁財天です)