初冬の旅

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 今月に入って数日。母と旅行をしてきました。本当は、先月の下旬にと思っていたのですが、母の調子があまり良くなくて、時期をずらしたのです…。

 父の初盆をすますまでは…と張り詰めていたからなのか、9月に入ってメニエルが起こり、10月~11月は台所の工事、それをすますと血圧が上がる…。やはり、精神的にも体力的にも、ここ2年ほどのツケが一気に来たのかもしれませんね。

 体調を持ち直しかけても、今度は気力が戻りきらず、これではいけないと、気分転換に旅行を思いついたんです。

 当初は紅葉の残る京都に2~3日という予定でした。それが、ちょうどルミナリエの会期が始まることもあって、神戸に寄り道。実は、母の姉が明石にいて、その叔母と会うことも、気分転換になるだろうと思っての寄り道でもありました。

 京都では、郊外の美術館に出掛けて、道すがらのまだ今が盛りの紅葉を楽しんだり、逆に嵯峨野あたりの散紅葉を楽しんだり、まだまだこれからの下鴨神社の参道ーたたずの森辺りを歩いたり、とのんびりと紅葉を訪ねる旅。

 あとはおいしいものを、というのが旅の楽しみでしょ? そんな気持ちで訪ねたお店で、思いがけない出会いをしました。…とは言っても、誰かすんごい出来事やすんごい人に出会った、とか、そういうことじゃなく、そのお店の従業員さんの話なんですけど…。

 そこは祇園近くにあるお店で、店員さんは皆若く、笑顔が素敵で、気のつく青年ばかり。ちょうどお昼時で、テーブルは満席。私たちのテーブルを担当している店員さんも、あちこちのテーブルを掛け持ちし、忙しそうにしていました。私と母は、見てきた紅葉やこれからどうするか…なんて話をずっとしていたので、メインからそうたたないうちに持ってこられるはずのものが、少し遅くなっていたことも、特に気にしていたわけでもなかったのですが…。

 お盆に載せた小鉢を持って現れた店員さん、それまでの「業務的じゃない感じの笑顔」から一転。ほんとに申しわけなさそうに、「僕がもたもたしていてたせいで、遅くなってしまいました。申しわけありません」と、頭を深くさげたんです。

 キョトンとしました。そんなこと言われたの、初めてでしたから…。「お待たせして申しわけありません」ってのは、聞かない言葉じゃないですけど、「僕がもたもたしていたせいで…」というのはね…。

 それに、実は彼のせいではないのです。私たちの斜め前のテーブルのお客様が、有無を言わせぬ態度で、無理な注文をしたんですね。彼は、嫌な顔をするわけでもなく、相変わらずの笑顔で、調理場とそのテーブルを行き来し、食材を調整してもらって、何とかお客様の希望に添うように話を取りまとめていたんです。ですから、ほんとは彼が自分のせいだ、という必要もなかったんですね。

 こんな行動をなんとも思わない方もあるだろうし、そういうのはうっとおしいと思う方もあるだろうし、感じ方は人それそれだけど、私には、何だかとても新鮮で、すがすがしく感じました。問題を自分のものとして、引き受ける態度…。私はどうかしら…なんて振り返ったりもしてね…^^;。

 総じて、今回の旅はそういう出逢いにも恵まれていました。とんでもない人出のルミナリエには参りましたが、それもそれなりに楽しみましたし…^^v。

 おかげで、母は一気に元気になりました。いや。文句やわがまま言い放題です。どうすんだ、これ…ーー;。