我が家では父の初盆が終わり、一区切りがついたような気がしています。そのお盆にはいろんな方が訪ねてくださいました。その騒ぎが収まった後、一通の手紙が届きました。父の学生時代からのお友達からです。その方は、関西地方在住。周りのあれこれや、病状の急変で、お知らせしない間に父がなくなってしまい、事後連絡になってしまっていました。
『あなたからお知らせを頂いてから、お父さんのことばかりを思い出しています。何だか心淋しく、力が戻らないのです。この前お宅にお邪魔した時も、その前も夏でしたね。ちょうどその時期になりました。
知っていますか? あなたのお父さんは、その頃短歌をやっていた学生の中で、かなり知られた歌人でした。お父さんともう一人の友達と私とが主幹で、同人誌もやっていたんですよ。
中央の新聞社のジャーナリストとして身を立てたいと願っていたお父さんは、あなたのおじいさんのご病気でそれを断念し、あなたの知っている会社への就職を決めたのです。その無念さは、あなたにも分かるでしょう?
お互いの生き方が変わっても、時折便りするだけで、たびたびは会えなくても、あなたのお父さんもがんばっていると、どこかで力にしていた。その支えがなくなった気がしています。
たぶんあなたの知らないお父さんを、私は知っています。今度会ったら、話してあげましょうね。近くそちらに帰ります。そのときにまたー。』
静かな手紙でした。
お盆前にちょうちんなど出していたら、いつ買ったのかわからない大量の花火が出てきました。前にもあったのに…(うちは火薬庫か…ーー;)。そのままごみに出すこともできす、半端じゃない数の花火をすることに…。画像は、その時のものです。思いがけず、きれいでしょ?