昨日の記事の続きです。
実は、この前出雲大社に行った時、タクシーの運転手さんに、「その特別拝観に行くとしたら、どれくらいの時刻に行ったら、そう待たなくていいんですか?」と尋ねていました。「受付が9時からですからね。はがき受付の人もあるようですけど、その時間帯なら、確実だと思いますよ」。そして、「暑い中、長い時間列を作って待たれるのも大変だからということで、整理券を渡されるはずですから、行かれるなら、それをちゃんともらわないとだめですよ」と。
「なるほど…。9時過ぎに行って、整理券もらうのね」、と、その頃めがけて行ってみたら…。何?! この渋滞。何?! この観光バスの列?! 何?! この人の群れ…@@;。それも、本殿の特別拝観など、年配の人ばかりかと思い込んでいたら、80代くらいかな~と思える方から、幼稚園くらいの子供さんを連れた方、10代かな~と思える子達と、年齢さまざまな老若男女(「ろうにゃくなんにょ」って、続けて3回言える? 私は1回でも危ないけど…)が、ぞろぞろいるじゃありませんか…ーー;。
毎年お正月には行っているので、普段の時の込み具合はわかっています。それをはるかに越える光景がありました。これはまずいと、手水を使う辺りにあった受付テントに駆け込み、整理券をとお願いすると、「はい」と渡されたのは、午後1時と書かれた紙っきれ。
「午後1時?!」(暑さのせいばかりではない、汗がたら~)。
なんだかんだで、境内に入ってくるのに時間がかかり、10時近くになっていました。暑い太陽に照らされながら、「どんだけ待つの~?!」と、ぼーっとしていたら、近くで「これからまだ2時間もあるじゃない」という60代くらいの女性の声が…。「何度も来ない所なんだから、まぁいいじゃないの」という、その人の娘さんらしき人の、なだめるような声がそれに続きます。「そうか…。2時間ね…」と、勝手にお仲間と思い込んだ私…。
話はずれますが、私は年頭に出雲大社に来ると、いつも絵馬を買って帰ります。んで、次来る前にお願いをその絵馬に書いておいて、次の年に収めるんですね。この前に来た時、去年買った絵馬を持ってくるのを忘れたものですから、今回その絵馬を持参してきていたんです。
持ってきた絵馬を吊るしながら、「いっそのこと、仮御殿にお参りだけして、そのまま帰ろうかしら」とちらり。でも、その特別拝観が目当てでわざわざ来たのです。「そうだな。2時間は確かに長いけど、この辺りをぶらぶらしたり、木陰で休んだりしていたら、何とか時間をつぶせるかもな」…と思いなおしました。
とにかく、仮御殿にお参りだけして、休憩がてら木陰の石に座ります。「あら。木陰は案外涼しいじゃない。やっぱり境内が広くて、木々が多いし、地面が土だからね~」などとお気楽に思いながら、しばしメールなど。そのあと、受付テントで渡された紙っきれを何となく取り出して眺めたら…。
もうお分かりでしょう…ーー;。目が点ところじゃありません。立ちあがって、大声で叫びそうになりましたがな…。
「3時間!!」(しばし呆然。頭は真っ白。近くでヒグラシが鳴く)。
「まっ。いっか…」と力なくつぶやいたのは、どれくらいたってからだったのでしょうか。