『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

初夏の旅(その2)

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 50年に一度出雲大社の本殿に入れる、今回の最後のチャンスは来月の1~17日だと言うのは昨日書きました。だったら行ってみるか~と思われた方に。

 出雲大社にツアーでなく、個人で行かれたなら、そして、車でもなくて、東の方向に帰られるのなら、帰りはJRの出雲市駅や出雲空港からではなく、大社から近い一畑電鉄出雲大社駅から、松江のしんじ湖温泉駅に、というのはどうでしょう。直通でなく、途中で乗り換えになる電車もありますが、待つのは1~2分。それも普通は経験できない雰囲気で乗換えができますよ。どう雰囲気が違うのかは、見てのお楽しみ。とっても家庭的…というか、そんな風にするのか~ときっと驚くはず。それがなくても、田園風景や、宍道湖沿いの眺め、そして、途中で進行方向が逆になったりするのを眺めながら、のんびり走る電車に乗るのも、時にはいいですよ~。今回の母との旅は、実はJRと電車を使った旅にしたので、このコースを取りました。

 しんじ湖温泉駅までは、1時間近く。JRを使って松江まで行くのと、時間はそう変わらないと思います。この辺りからの宍道湖の眺めは素敵ですし、路線バスだけでなく、効率よく観光スポットを巡るレイクラインというループバスも走っているので、松江駅までそのまますっと行くもよし。松江城に上がってみたり、お城を囲むお堀を進む遊覧船に乗ったり、小泉八雲の旧居跡となどある塩見縄手を歩いてみるとか、出雲そばの有名店などに寄り道してみられるとかいうのもいいと思いますよ。

 母と私が泊まったのは、松江からJRなら30分ほどの米子にある皆生温泉。日本海に海に面した温泉地です。高速道路の開通で交通の便が良くなり、最近宿泊客が少し減っているそうで、まして母と私は、平日の「お得プラン」を利用しての宿泊だったので、海が目の前のお部屋も二人にはかなり広く、大浴場独り占めのゆったり感も味わいつつ、のんびりできました(因みに、ルームナンバーは404…笑)。

 ここからは、JRの米子駅だけでなく、韓国への国際便も飛ぶ米子空港も近いです。また、横山大観の多くの作品の所蔵やアメリカの庭園専門雑誌で、日本一の庭園と言われた見事な借景の日本庭園で知られる、足立美術館への直通バスにも、ここから乗れます(私と母も翌日、前日予約していたそのバスで足立美術館へ行きました)。

 足立美術館に行かれたら、とにかく時間をかけて楽しんでください。2~3時間はあっという間です。休憩したくなったら、眺めのいい喫茶店が2つありますから、そこで休まれるといいのですが、お茶席もありますから、気が向いたらのぞいてみてくださいね(椅子だから気楽です)。黄金の茶釜というのを、私はここで初めて見ました。「お~。確か秀吉とかが使ってたよね~」などと、友達の話でもするように話しながら、水屋(準備をするところ)に置かれた茶釜を、格子越しに、ね…^^。

 黄金の茶釜でお茶を頂くと、健康と幸運がめぐってくるそうです。そういうのは、迷信だと思います? 私には、京都のあるお寺で、「これをいただくと3つの良いことがある」といわれるというお茶をいただき、「はいはい」とかる~く流していたら、家に帰った途端、ほんとに驚くことようないいことが3つ立て続いで、びっくりした…なんてことがありましたから、案外ありえるかもしれないですよ~。

 今回の話は出雲から米子までの話ですが、とにかく山陰の旅は、のんびりのんびり、ゆっくりゆっくりがお勧めです。強い刺激などけして期待してはいけません(笑)。


 (昨日話したとおり、携帯を忘れて画像がないので、余り見栄えのしない我が家の庭を…^^;。)