この春から夏、やたらにバタバタしていたという話を、この前しました。出掛けることも多く、実は、出先に近いところに住む友達にいろいろお世話になったんです。
一段落ついた日の別れ際、「ほんとにいろいろありがとね~。いつか食事しよ。お礼に、ご馳走するからさ~」と話すと、「いいね~。でも、ご馳走してくれなくていいよ」と彼女。「何でよ~。ほんとお世話になったのに…」というと、思わぬ言葉がー。
「こんなことで、あんたが私に言ってくれたことの、恩返しにはならないよ。どれくらい救われたか、うれしかったか…」。彼女の言葉が途切れました。そして、「帰るよ!」と、さっさと車に飛び乗って帰ってしまったんです。残された私は、??? 「私、いつ、何言った?!」。
昨日、夕暮れの中を歩きながら、ふとそのことを思いました。あの調子ではもう、いつ何を言ったのか、再び聞くことはできないでしょう。でも、たぶん聞いても、私にしたら「あれが~?」ということだったんじゃないかな~。
誰かのたった一言で、絶望の縁に立たされることもあれば、同じくたった一言で、救われることも、確かにありますよね。でもそれが重要な言葉になるのは、そのときのその人だからこそ、ですものね…。
あなたの何気ない一言も、もしかしたら誰かを幸せにしてるかもしれないですよ^^。