『冬』
ぬくもりがほしい
ぬくもりが ほしい…
カップ一杯分で いいから
ベッドに ころがって
果てなく この手 のばしても
口づけるのは 空(くう)ばかり
死ぬほど 涙 ながせたら
まだ しあわせなのに
泣きかたさえもが もう わからない
ぬくもりが…ほしい…
何にも みえない
凍えそうだよ
たすけてよ
たすけてったら!
闇のなかで よぶ
よんでは いけない なまえを
よべるはずのない なまえをー