去年の[コピ マシ ミョンソ]の『VOICE』で、「私のこれまでの人生の節目節目には、とことんはまるアーテイストが現れるのがお約束だった」と書きました。それは今になってみると、「とことんはまる曲」だったかもしれないと思うようになりました。
今週に入って、そんな曲に出逢ったんです。いえ、前から出逢っていたのですが、なぜか突然そういう曲になったんですね。それは、この記事のタイトルでわかるように『雪の華』。オリジナルは中島美嘉さんですが、私がはまったのは徳永英明さんの歌う『雪の華』です。これは、彼の『VOCALIST2』というアルバムに収められています(女性ボーカルの曲を集めたアルバムは2枚出ています。最初のアルバムの『ハナミズキ』は、ここを訪れてくださる方の何人かは「どこか」で耳にしてらっしゃることと思います…^^)。
最近他の人の曲を集めたアルバムが多く発売されていることで、この徳永さんのアルバムを先頭に出して、「新しいオリジナルを生み出せないで、人のものにすがってる」という風な、とても批判的な記事を目にしました。で、ずいぶん狭義なライターだな、と…。それを聞いて好きになり、忘れられない曲になることだってあるえるのにね。そういうことが、その曲にとって、そしてそれを聞いた人、作った人にとってどれだけ幸せなことか…。それは、古いとか新しいとか、人のものであるとかないとか、そういうのとは全然関係ないと思うんですけどね…(ーー;)。
話がずれちゃいましたね…。さて、中島美嘉さんの『雪の華』は、ほんとに素敵です。とてもうまい人だし、とても好きです。でも、今ほどに、ではなかったように思います。そのシーンを楽しんでた。それが、それこそ「ボーカリスト」の年齢のなせる業なのか、徳永さんの心を通して淡々と歌われるその言の葉が、すとんと心に落ちてきたのです。泣きたいほどね…。
もしかしたら、何のことはない。この頃の私には、この曲と徳永さんの声が、心深くにおちるものだった、ということなのかもしれません。でも、これを聞き倒した(爆)あと、何かが変わりそうな気がしています。
のびた人陰(かげ)を舗道にならべ 夕闇のなかを君と歩いてる
手をつないでいつまでもずっと そばにいれたなら 泣けちゃうくらい
風が冷たくなって 冬の匂いがした
そろそろこの街に 君と近付ける季節がくる
今年、最初の雪の華を ふたり寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に 幸せがあふれだす
甘えとか弱さじゃない
ただ、君を愛してる 心からそう思った
君がいるとどんなことでも 乗りきれるような気持ちになってる
こんな日々がいつまでもきっと 続いてくことを祈っているよ
風が窓を揺らした 夜は揺り起こして
どんな悲しいことも 僕が笑顔へと変えてあげる
舞い落ちてきた雪の華が
窓の外ずっと 降りやむことを知らずに
僕らの街を染める
誰かのためになにかを したいと思えるのが
愛ということを知った
もし、君を失ったとしたなら 星になって君を照らすだろう
笑顔も涙に濡れてる夜も いつもいつでもそばにいるよ
今年、最初の雪の華を ふたり寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に 幸せがあふれだす
甘えとか弱さじゃない
ただ、君とずっと このまま一緒にいたい
素直にそう思える
この街に降り積もってく 真っ白な雪の華
ふたりの胸にそっと想い出を描くよ
これからも君とずっと…
(『雪の華』 詞:satomi)
※長いので、2コーラスめからにしていたのですが、変更しました^^