我が家閑話

イメージ 1

 もう退院したのですが、実は父がちょっとした手術を受けました。命にかかわるとか、後が大変とか言うのではなく、検査のための手術的な意味合いもあるもので、お医者様によると、「手術の方法は変わったものの、短時間で比較的問題のない手術」でした。

 一応全身麻酔をかけての手術ということで、駆けつけたおじやおば達と一緒に手術の終わりを待つことになったのですが、家族の控え室には、ほかに3組の家族や関係者もいらして、父の手術がそう心配ない分、それぞれの家庭背景や手術の状況なども垣間見られて、その涙に複雑な思いになったりもしました。

 さて、父の手術が終わり、先生から結果の説明を受け、麻酔が覚めたら面会をということになったのですが、なかなかお呼びがかかりません。そんなとき、一人のおばが売店から週刊誌を買ってきたんです。『女○自身』でした。ぱらりとめくると、隣にいたもう1人のおばが、「あら、ヨン様…」と声をあげました。
 週刊誌をめくるおば(以降めおばと略す)「韓流がなんだかんだと言っても、やっぱりヨン様だわね~」(パラ。雑誌をめくる)
 もう1人のおば「そうだわね~。あら、チャングムでしょ? この人」(再び隣から覗き込む)
 めおば「そうそう。綺麗だよね~。肌もね」
 もう1人のおば「でも、ヨン様にしろ、チャングム(名前はど~した)にしろ、綺麗には綺麗だけど、ただ綺麗と言うんじゃなくて、品っていうのがあるのよね~」

 私は、はたと母を見ました。いつもならそれなりに反応するはずなのに、母は、「ヨン様話」を耳にしても、前をみつめたまま、眉ひとつ動かしません。「可愛くない」だの「人の想いを理解しない」だのとブツブツ言いながらも、こういうときは、さすがに「ヨンジュン君(母はそう呼ぶのです)」より、ダンナなのかと、そのときは思いました。

 やがて看護士さんからお呼びがかかり、ICUで意識の戻った父と対面し、おじやおばを送り出して、さて私達も帰りましょうとなったときのこと。「ちょっと待って。トイレに行くから…」と母が小走りに駆け出したんです。ところが、戻ってきた母のバッグには、何としっかりと『女○自身』が。トイレに行ったついでに、なのか、それを買うのが目的だったのか…^^;。

 そして、家に戻り、居間のテーブルに突っ伏して眠る母の前には↑のグラビアがあったのでした。めでたし、めでたし…か?