2005-05-24 指 置き忘れてた玉手箱 #その他文学 『指』 いつだって 約束の場所に ちゃんと 待っていてくれる 骨太なのに 華奢にみえる 肩の線が 好きだよ その影に さからうように 強い線の 指が 好きだよ 一緒に いるときの 笑顔が好きだよ 左腕に 感じる ぬくもりが 好きだよ それなのにー いつからか その自信が 鼻に ついている いつからか あなたのことばが お説教に 聞こえてる -どうして? あなたが 夢を 語りだすたび わたしの 心は ため息をつく ひとつ ふたつと ため息を つく