『桜花園』
心が カンカラ いう夜は
桜の園に おいでなさい
好きな根元に 腰を下ろして
ひざを抱えて いらっしゃい
桜のしずくが はらはらと
あなたを つつんでくれるまで
だいじょうぶだよ
ひとりじゃないよ
いつまでも
いつまでも
そっと 抱いててあげるから
泣きたければ 泣いてもいいよ
眠りたければ 眠っていいよ
うらうらと 春の夜