『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

右脳な人々

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 実は、私があこがれているのは、香取慎吾さんと叶恭子さんです。なんていうと、冗談だと思われるかな^^。でも、言ってる本人大真面目なんです。

 圧巻は、叶恭子さんで、偶然テレビ番組(食べ物や飲み物を口にしてみて、高級品とそうじゃないのをちゃんと見分けられるかを競う)で見かけて、呆然としました。何故そう思うのかと問われた彼女はたった一言、「だって、そうなんだもの」。
 小難しい理屈も、自分の舌がいかに確かかを自慢するでもない。「だって、そうなんだもの」。これほど明快な言葉があるかしら。初めて「この人はただモンじゃない」と、彼女を認めました(笑)。またそれが、当たってるんですから、みんな…。あれは本能的に、わかっちゃうんだと思いましたね(笑)。

 もう1人の、香取慎吾君。彼をすごいと思ったのは、『平成日本のよふけ』という番組でした。この間亡くなった後藤田正晴さんから、藤山寛美さんの奥様まで、それぞれの道の「すごい人」にインタビューをする番組で、笑福亭鶴瓶さんと彼が司会を務めていて、たいていの質問は、鶴瓶さん。わりとその方に配慮したやり方で、時々「慎吾、おまえ何か聞くことはないか」という感じで、彼に質問を振るのです。
 
 そのとき彼は、野球で言えば、キャッチャーの鶴瓶さんが、アウトコースぎりぎりのストライクを投げさせようとしてるのに、ど真ん中に、それも直球で150キロ位の球をほうり込んじゃう感じ。全く迷いもなく。
 それは、いつも話の本質を突いてました。しかも、「このおじさんに、それを聞いちゃまずいんじゃないかい」とか、「それを話そうとすると、えらいことまで話さなきゃいけなくなるよ」というような事ばかりです。でも、怒り出されるんじゃないかとか、こめかみの辺りが、ピクピクしだすんじゃないかと思うようなことでも、相手の方は、意外にもニコニコと、「難しいこと聞いてくるね~」と笑ったり、「よしよし、じゃ、わかるように話してあげようね」という感じに話が進んでいくんですね。

 彼には、そういうことに自分が切り込んでいる、という自覚はないようでした。叶恭子さん同様、本能的にそのへんのところに標準があっちゃうんでしょうね。それも、気がついたら、懐に飛び込まれてるものだから、相手の方もどうしようもない。これはもう、才能だなぁと思ったものです。
 彼に教えてもらった気がしました。お箸かなにかを使ってそ~っとすくおうとすれば、壊れてしまいそうにフルフルの絹ごし豆腐でも、手づかみだったら、案外壊れずにすくい上げられる。余計な心配は無用。思ったように、ど~んてやればいいじゃん、って…。

 人間の右脳は本能と感情を、左脳は理性をつかさどるといわれます。何かを実現させるためには、この右脳の働きがよくないといけないらしいのですが、この叶恭子さんと香取慎吾君には、右脳はいい感じで働いてるのでしょうね。
 それ以外に、もうひとつ共通点があるのに気がつきました。他の誰かをあからさまに批判したり、故意に貶めたりすることはない、と言うことです。案外この辺にも、右脳にうまくはたいてもらうこつがあるのかも、と思ったりしています。

[追記]
 画像は、今日(14日)安定感では自信のある私でも吹き飛ばされそうな風の中をウォーキング中、河原の端で見つけた、ネコヤナギ…ですよね? 今年は梅の開花が遅れていると聞きましたが、みなさんのところではどうですか?