『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

出雲大社異聞2

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 さて、出雲大社には、あまりほかでは見られないのでは、と思うものがあります。八百万の神様のホテルというか、宿泊所です。旧暦の10月のことを、神無月といいますよね。何故だと思います? 神様達が、いろんな人の縁結び会議をするために、この出雲に来られるからです。だから、出雲だけは、この月を「神有月」と呼ぶそうです。

 こんな話がありました。「あんた、出雲大社に行ってらっしゃい」。仕事を終えて、ある女性がうちに帰ったら、お母様がそう言われたんですって。理由を聞くと、テレビの旅番組で、この話を聞かれたそうで、「たぶん神様達の選考リストにあんたの名前が落ちてると思うから、『私もお願いします』と言ってこなきゃだめよ」。真顔でそう言われて、笑えなかったと。私の名前も落ちてるのかもしれないので、一応お願いしてきました(笑)。

 そうそう。例のぷいポイントを過ぎて少ししたところに、出雲の神様ー大国主命のお父さまのスサノウノミコトをまつる社があるんです。実はこの方、なかなかの暴れん坊で、また、その生活もハーレム状態だったらしいのですが、チュンサンのためにサンヒョク・パパに挨拶するような感じで、一応お参りしてみてはどうでしょう(笑)。

 さて、、お待たせしました。おみくじを引きましょう。ここのおみくじには、大吉とか、凶とか言うのはありません。教訓のような言葉と、運勢だけが書かれています。
 ちなみに私は去年まで、いい事を書かれていたためしはあまりありませんでした。で、その辺に結んで、「何とか良しなに~」とお願いしてきていたのですが、まるごんちゃんのところでちらりと書いたとおり、たまたまみた雑誌の、「一年のアドバイスとなるものが書かれているから、おみくじは持ち帰ったほうがいい」、にしたがって持ち帰ってみたら、「なんでもうまくいく幸運の年。多少の問題があっても、負けずに前に進めば、相当な結果を得られるはず」。なんと、人生初ですよ、ここのおみくじで、いいことだけがかいてあったのは~(涙。少々おおげさか…)。

 おみくじの次に、手に入れたいのは、縁起物でしょうか。やはり上げておかなければならないのは、「縁結び」のお守り。種類は、ストラップ型、ネックレス型、赤と白の糸(これを2本あわせて、洋服の裏などを少しだけ縫い、願いを込めるといいらしい)、もちろん普通タイプもあります。
 
 ただ、たぶん勘違いしてらっしゃる方があると思うのは、この大社の縁結びは、実は男女だけではないということ。天と地、人と自然(豊作とか)。仕事と自分(商売繁盛なども含む)、家族の縁、など、いわば、総合縁結びのようなものだということで、その中に男女のが入っていると捉えればいいわけですね(でも、神有月の会議は、男女の縁と聞いてるな~)。だから、どんな年齢の人でも、それに、たとえだんな様がいても、持っていいのよ~。

 私は、その上に、毎年ここの売店でストラップを買い、一年をはじめるのですが、今年のは画像の通りです。まるごんちゃんのところで見た、「メノウ」の印象がとても強く(笑)、メノウのを買っちゃいました。ちなみに、メノウは出雲の特産品なので、お土産屋さんなどでも、よく見かけるんですよ。

 そうそう、もうひとつ。駐車場から入った所にある拝殿(拝殿はいくつかあります)に、とんでもなく大きな注連縄があるんですね。これの下からコインを投げつけ、うまく注連縄の下に入り込んだら(落ちてこなかったら)、幸運が訪れるという言い伝えがありました。私が通りかかったとき、ちょうどやってた20代くらいの男性がいて、見事成功したら、手をたたいてあげようと、さりげなく待っていたら、それがどうもプレッシャーだったようで、結局だめでした。申し訳ないことをしてしまったかも…。

 ジモティでもない私の知ってる、出雲大社のお話ですから、かなり怪しいかもしれません^^。ただ、行ったときに、ふと思い出して笑ってもらったり、行った気になってもらうのもいいかな~と思って、まとめてみました。

 画像は、左から、神様のホテル、今年の私の戦利品、そして、大注連縄、です。


 [追記]
 忘れてました。出雲といえば、出雲そば。お店はたくさんありますが、お勧め(個人的に)は、「かねや」さんです。大社の正門を出て、右手に少し歩かなきゃいけないのですが、ここは自信を持ってお勧めできます。
 そうえいえば、大社にごく近いところにある老舗の旅館のお嬢さんである竹内まりやさんも、帰省されたときは、来られると聞きました(色紙をかざるとかいうタイプの店ではありませんが)。
 
 ぜひ、割り子を食べてみてください。割り子そばは、何段か(だいたい3段か5段かな~)の器に少しずつそばが入っていて、薬味がかかっています。そこに少し甘めのつゆ(もちろんお店によって味は違う)を掛けていただきます。たいていどこのお店でも、そばつゆ(おそばをゆでたお湯)がついてきますから、少しだけさっきのつゆを入れて味付けしたりすると、おつゆのようにしていただけます。これも風味があっていいですよ。