『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

三礼三拍手一礼

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  今日偶然、Youtubeで京都の貴船神社からのライブ配信を見ました。その方がお参りされているちょうどその時に、宮司さん(という呼び方でいいのかな)の祝詞が急に始まり(その時を狙ってではないらしいのですが)、現地にいっても出合えるかどうかわからない「その瞬間」に立ちあうことができてちょっとうれしい気がしました。

 ただ、その時に思ったことがありました。…というか、少し前に聞いたことを思い出して、ハッとしたんです。それは、「三礼三拍手一礼」。その配信者さんが、その三礼三拍手一礼でお参りされていたんですよね。

 私たちは、一部の神社は別として、主に二礼二拍手一礼でお参りしますよね。それが当たり前のことだと、私たちの祖先からずっとそうやってきたのだと。そう思っていた。

 ところが、どうもそうではないらしいんです。実は、当たり前のように言われている二礼二拍手一礼となったのは、明治以降のことで(それも政府の方針で)、それまでは三礼三拍手一礼だったというんですね。これが、日本古来の参拝方法だったそうな。

 ちょっと検索してみると、三礼三拝というのは、造化三神と呼ばれる、アメノミナカヌシと、タカムスビノカミ、カミムスビノカミの三柱の神へのものだと書かれています。なるほど。だったら、二礼の場合は???

  
 三神についてちょっとだけ調べてみたもののなかに、こんなことが書いてありました。

『三拍手で神界を開く。二拍手では閉じる』。

だとしたら、これまでは神界への扉を閉じてお参りしていたということ? 何で?