『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

hikari、ギーを作る(改タイトル)

 ギー。ご存じの方もあると思います。インドを中心として古くから作られてきたバターオイルで、エネルギーになりやすく、体にたまりにくい脂質として有名。一時、バターコーヒーというのを聞いたことがあったけど、これを入れたコーヒーのことだったんですねぇ。何となく通り過ぎてました。


 以前お話ししたことのある、YouTubeでお気に入りの「野良猫の健太郎」(今も行方しれず)が、おばちゃんお手製のこれをかけてもらって、おいしそうに魚やお肉、野菜などを食べていたんですね。それを見ていて、どんな味なんだろうとずっと思っていたんです。

 ふとそれを思いだしてちょっと調べてみると、市販品はけっこう高いんですね。ただし、手作りできるらしい。基本的にはバターをただただ煮詰めればいいらしい。となれば、あなた。作ってみるしかないでしょ。


 原材料は同じなんだけど、ギーはバターを煮詰める分水分が少なく、不純物やタンパク質を除く分基本的には腐らないとか。ちなみに、常温保存できるとされているものもあったんだけど、わたしが気に入ったレシピ(簡単だったから)には、冷蔵庫保存で1年はもつと書かれていました。 

 …なんて書いてますが、実は↑のような解説はわたしにはどうでもよくて、健太郎はどんな味の味をお気に入りで食べていたんだろうということが、ただただ知りたかっただけなんですよね。

 使うのは無塩の発酵バター。ない場合は、無塩のバターで代用できるということでしたが、だだでさえお店のバターの在庫が少ないということで、「普通の無塩バター」を二つ(数はレシピにあったのに従って)買ってきて作ることになりました。


 「作ったことある!」というあなたをほっといて、チャッチャカチャカチャカ チャッチャッチャ~♪ チャッチャカチャカチャカ チャッチャッチャ~♪ チャッチャカチャカチャカ チャッチャッチャ~♪ チャカチャカ チャンチャンチャン♪

 これね~、時間などの詳しい説明はいらないと思う。作ってみればわかる。煮詰めるだけのレシピなんで。ただ、焦げないように気をつけるのが注意点。

 ガスの場合煮詰めの時は、火をごく弱火にしても、鍋の下に焼き網を2~3枚下にしいた方がいいんだそうな。ihの場合は最小なら網はいらないと思います(ちなみに我が家はこれなんで楽しました)。


 作業としては、まずバターを中火で溶かします。

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溶けたら、浮遊物を掬いながら煮詰める(ガスの場合、このときに網を敷く)。これ、まだ浮遊物が少ない方で、もっともっと出ます。掬え掬え~です。

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浮遊物を掬いながら30分ほど煮詰めて、底が見えるくらいに液が澄んで来たら出来上がり。煮沸するか熱湯かけるかした瓶に保存!


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 実はこの途中にね~、「かき混ぜないようにして」とされているものもあったんですが、私の参考にしたのでは、「時々混ぜながら不純物を掬う」とされていたので、そっちに従いました。だって、焦がさないとなると混ぜないと厳しいと思ったからです。ちょっと油性の不純物を除くのに戸惑ったけど、なれれば問題ないですね。

 健太郎のような食べ方はまだしてないけど、さっそくバターコーヒーを作ってみました。コーヒーを入れて、ギーをひと匙。なるどね。これだと、バターの風味はそんなにしなくて(発酵バターだと違う?)、味がまろやかになってる。うん!

 生ものにかけるのが健太郎流(おっちゃん流?)だけど、お醤油との相性もいいそうなので、今度炒め物を試してみようと思います。なんかの野菜をこれで炒めて、裏庭のプランターでたくさんできてる大葉の消費のために作ったシソ醤油(大葉の葉を醤油に漬けただけ)で味付けするってのはどうだろう。風味が喧嘩するかしら…とかって、また考えてる。やればいいんだよね。そしたらわかる。