ある日の診察室〜ワクチンは手段〜

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昨日、月に一度の母の診察日でした。予約ではあるんだけど、いつもより空いていて、何故かのんびりした空気が広がっています。

母が診察を受けている病院では効率化をはかるためか、診察を受けている患者さんの次に診察を受ける患者さんは、患者の皆さんがいらっしゃる待合室とは別の、診察室の中にある別の席に移るんですが、待合室よりは先生に近い分、患者さんと先生の会話も聞こえてくるんですよね。

「先生、(あの)ワクチンのことでご相談があるんですけど…」

80代後半から90代前半かなぁと思える、杖を突いて歩いておられた男性の患者さんに付き添っていらした60代くらいの女性が言われました。

要約すると、あちこち聞いてみると皆さんが受けると言われるし、(循環器の病気があり、高齢の)父にも、一般の接種の時に受けさせたいと思うんだけど…というお話だったんですね。

話はちょっとずれるんだけど、実はちょっと気になっていたんです。この病院は…というより、母が診察を受けている院長先生は、今回のワクチン接種のことをどう考えていらっしゃるんだろうということが。

母は、昨年秋の終わりから、5年に一度の肺炎球菌とインフルエンザ…と、立て続けに接種を受けていました。病歴のこともあるし、母は今回は受けたくないと言い、私自身も受けないことを決めていました。その旨を前回「どうしますか」と聞かれた看護師さんに伝えてあったんですよね。

話は戻って、患者さんご自身は何も言われず、その患者さんの息子さんのお嫁さんか娘さんらしい付き添いさん(打たせた方がいいという気持ちが強そうに感じた)の質問に答える形だったんだけど、それに対して先生はこんな話をされました。


まず結論からいうと、お父さんの場合打たない方がいいと思う。(「でも、父と同じくらいの皆さんもされているらしい」という話に応えて)そもそも、ワクチンを打つというのは、手段であって解決じゃない。ワクチンを打っても、絶対発症しないという保証にはならないんだから。(「でも、テレビでは大変な数の感染者が出ているからワクチンを打った方がいいと言っている」という話に対して)たくさんの人の体に入ったからと言って、全員が発症するわけじゃない。問題があるのは、発症してる場合だけ。ほとんど外出されないお父さんには、そういう人に接するリスクは少ないはず。さっきも言ったけど、ワクチンは、手段のひとつ。打たずに、外から極力入れないように気をつけるという手段もある。それも、結局は体を守ることにつながる。


世の中には、色んな考え方のお医者様がいらっしゃるらしいですね。今回のお話に思うことはあったけれど、母がこの先生にお世話になっていてとりあえずは良かったと思った、壁耳話でした。