『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

二兎追うものは…

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kotosikarahakore


 こちらでは、やたら寒い日が続きました。年末から3回の雪。それも、一日中零下なんてあまり経験がないことです(まっ、零下がそうはないことだけど)。

 そんな風だったから、気温がいつもと同じくらいになると、物置の隅にわけのわからない水がたまったりして余計な作業も増えました。たまたまその時期に、ネットでどこかの駅で同じようなことがあったというのを見ていたので、そこと同じで、「あまりの寒さに水気のあった場所(うちなら物置)のどこかが知らぬ間に凍っていて、それが気温の上昇とともに解けたのではないか、ということなのだと思います。結局、前回の物置の片づけとは全然違う「触れずの場所」を時間をかけて片付けることになりました。こんなこと初めてです。

 そんな風だから、窓際にある私の机のあたりは暖房しても底冷えがしてとても座ってられません。古い家。それも、零下仕様にはなってないということを改めて思い知りました。

 必要のあるものは、あったかくなる居間で、PCではなくポメラ(携帯洋のワープロ)で文書を作り、暇があるときは久しぶりの編み物をして過ごしたりしたんですね。

 それと、年末に買った本も読みたいな…なんて思って居間のソファの袖のところに1~2冊を置き、時々手にしたりしていたんだけど、時がたつうちに思わぬことに気がついたんです。いつもの自分の編み物のペース、本の読み進み、ついでにポメラでの作業まで、ど~れもそれ単独でやるときより遅いということに。

 たとえば、久々に編んだ帽子に続いて編んだシンプルなベスト。これ、太めの糸だからそれだけを空いた時間にやっていたら、とっくの昔にできていたはず。本も一冊は読み終わっていたでしょう。どんだけ時間がかかってるんだ。


 二兎追うものは、一兎をも得ず。


 そんな言葉を思いだしました。寒いからと腰を据えたのはいいけれど、欲を出してあれもこれもと手を出すものじゃないですね。







 ※画像は内容とは関係なく、今年初めから使い始めたコーヒーのフィルター。ステンレス製で、ペーパーは必要ありません。味は、同じ量でも、豆や挽き方によっては物足りないと感じるくらいスッキリ。フィルターが替わると、おなじ豆でも味が変わるんだ~と気がついた出来事でした。