『光と風の間(はざま)で』総本家

総本家なんで、あれこれあります

手水舎異聞

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izumotaisyatemizu




 この時期、神社にお邪魔することを含む旅をされる方はありますか? この時期だから旅はちょっと…という方でも、入試の時期でもあり、ちょっとそこまで神社参りというのはあるかもしれませんね。

 その時、手水で手を清められると思うんだけど、柄杓を持って両手をそれぞれ清め、柄杓から手に受けた水を含んで…という作法が不安になる方もあると思います。やったつもりになって…しない…という手もあるけど、さて、どうしたものか…。

 思いがけないところで、一つの方法を知りました。思わぬところというのは、私の好きなシリーズものの本、『神様の御用人』の著者さんのtwitterなんです。実は、今まで8巻を連ねているこのシリーズの9巻がなかなか出版されないものだから、ちょっとググってみていて、それを見つけたんですね。

 その中には、『神様の御用人9』は、(書くについての)調べ物がやたらに多く、「今年出せたら、『良かったね』という状態だと思ってください」という「もうしばらく我慢」の残念なつぶやきもありましたが、「この時期不安になるだろうから」と、手水の使い方についても、つぶやいてくださっていたんです。

 その方法とは、流れている水も置かれている柄杓も使わないという方法。ペットボトルのでいいから、飲んでいない新品のお水を用意していって、それを作法のとおりに使う…というものです。神様にはそれで失礼にならないとのこと(概略ですが)。それなら、感染された方が使ってらっしゃるんじゃないか…というよけいな心配をしなくてすみますね。これ、今の時期でなくても、時に触れたくないような水の場合もありますから、これでやってみようかなと思ったりしてました。

 誰が悪い、どこが手ぬるいの話も結構ですが(実際のところ、報道ではあれこれ言われていますが、あたらしいウイルスのこと。いろいろ不手際があっても、医療大国世界10位【ちなみに、アメリカは30何位】の日本の措置は、多くの国よりひどく劣っているわけではないようですし)、私たちは今どうするか…。それが大事ですよね。